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J-GLOBAL ID：201602275723156896   整理番号：16A0560465

都市空間の暫定利用を考える【第1部:総論 都市における暫定利用とは】都市の縮退と土地の暫定利用

著者 (1件)： 横張真 (東大 大学院工学系研究科)
資料名： 都市計画  (City Planning Review)
号： 321  ページ： 16-19  発行年： 2016年07月15日 
JST資料番号： G0227A  ISSN： 0495-9280  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 縮退を見据えた今後の都市の土地利用における暫定の意味,暫定を前提とした計画の方向性について検討した。都市縮退の時代,恒久利用を前提とする都市計画の遂行は困難であり,暫定利用を恒久利用に等しいものと評価することも必要である。縮退の過程においては,発生する空き地の「農」的利用が想定される。したがって,近代都市計画が否定してきた都市と農村の混在を,縮退時代においては積極的に捉えることも重要である。暫定利用を前提とすれば制度改革が必要となる。例えば,千葉県柏市は,空き地や農地等の暫定利用を積極的に支援している。また,都市計画は都市的な土地利用の一つとして農的利用を認定することが求められる。縮退時代の都市計画は,暫定を前提とすべきである。

シソーラス用語： *都市空間 ,  都市計画 ,  *空地 ,  制度 ,  千葉県 ,  *土地利用 ,  改良 ,  縮退 ,  農地
準シソーラス用語： 空地化 ,  暫定利用 ,  制度改革 ,  都市縮退 ,  柏市

分類 (2件)： 都市計画一般,都市経済学  (RD01010S) ,  土地利用一般,地域制  (RD02010Z)

引用文献 (5件)：

• 細江まゆみ(2011)カシニワで地域の魅力をアップ-カシニワ制度の創設経緯と運用開始後の状況について-,新都市,65(9),pp.46-50
• 鬼頭秀一(2002)生業的世界の再生で教育を立て直す-「環境教育」の視点から,農村文化運動,166,pp.25-32
• 国土交通省(2015)コンパクトシティの形成に向けて,http://www.mlit.go.jp/common/001083358.pdf(2016.04閲覧)
• 農林水産省(2015)都市農業振興基本法(条文)http://WWW.maff.go.jp/j/nousin/kouryu/tosi_nougyo/t_seido/pdf/kihon_joubun.pdf(2016.04閲覧)
• 塩見直紀(2003)半農半Xという生き方,ソニーマガジンズ,230pp.

タイトルに関連する用語 (4件)： 都市 ,  1部 ,  縮退 ,  土地