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J-GLOBAL ID:201602275958879279   整理番号:16A0476417

ベンゾチアオキサクラウン化合物を用いた重金属イオンの抽出研究

Extraction Studies of Heavy Metal Ions Employing Benzothiaoxacrown Compounds
著者 (9件):
資料名:
巻: 23  ページ: 31-41  発行年: 2016年05月01日 
JST資料番号: L3207A  ISSN: 1341-7215  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 英語 (EN)
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有機希釈剤中に溶解した様々な数の硫黄および酸素ドナー原子(4~7ドナー)を有するベンゾチアオキサクラウン化合物は,水相に存在するCo(II),Ni(II),Cu(II),Zn(II),Ag(I)およびHg(II)混合物から軟金属イオンAg(I)およびHg(II)を選択的に抽出する。一般的に,抽出効率は水相中に存在するカウンターイオンに加えて,ベンゾチアオキサクラウン類の特殊な構造や使用した有機希釈剤に依存する。過塩素酸塩およびピクリン酸塩水性媒体からニトロベンゼン有機溶媒へ全てのリガンドでAg(I)およびHg(II)について高抽出率を実現した。Cu(I)の場合,抽出率は著しく低い。O2S4ドナー原子セットを有するリガンド5のみが中程度の抽出率を示す。抽出錯体の組成はクラウン環サイズに依存し,1:1から1:2(M:L)に渡る。ポーラログラフィー,紫外可視およびESI質量分光分析から錯体生成挙動へのさらなる洞察を得る。(翻訳著者抄録)
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分類 (3件):
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抽出  ,  水中の汚染物質の物理分析  ,  重金属とその化合物一般 
物質索引 (6件):
物質索引
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引用文献 (33件):
  • 1) Solvent Extraction Principles and Practice, J. Rydberg, M. Cox, C. Musikas, G.R. Choppin, Eds., Marcel Dekker, NewYork, 2004.
  • 2) A.M. Wilson, P.J. Bailey, P.A. Tasker, J.R. Turkington, R.A. Grant, J.B. Love, Chem. Soc. Rev., 43, 123-134 (2014).
  • 3) R.M. Izatt, S.R. Izatt, R.L. Bruening, N.E. Izatt, B.A. Moyer, Chem. Soc. Rev., 43, 2451-2475 (2014).
  • 4) Macrocyclic Compounds in Analytical Chemistry, Y.A. Zolotov, Ed., Wiley, NewYork, 1997.
  • 5) Macrocyclic Chemistry: Current Trends and Future Perspectives, K. Gloe. Ed., Springer, Dordrecht, 2005.
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