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J-GLOBAL ID：201602276024024332   整理番号：16A1349836

洞爺湖温泉金比羅山火口近傍における地熱調査ボーリング(KH-1)

著者 (6件)： 高橋徹哉 (北海道総合研究機構 地質研) ,  柴田智郎 (京大 大学院理学研究科 地球熱学研究施設) ,  高橋良 (北海道総合研究機構 地質研) ,  林圭一 (北海道総合研究機構 地質研) ,  四宮博 (洞爺湖温泉利用協同組合) ,  大塚行紀 (洞爺湖温泉利用協同組合)
資料名： 北海道地質研究所報告  (Report of the Geological Survey of Hokkaido)
号： 88  ページ： 1-16  発行年： 2016年10月31日 
JST資料番号： F0334A  ISSN： 2185-2030  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 北海道西南部に位置する洞爺湖温泉の温泉資源は,揚湯量が増大した影響により泉温の低下が顕著となった。北海道地質研究所では2012年度から4カ年計画で有珠山周辺における温泉資源に関する研究を行ってきた。この期間中,(独)石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)による地熱資源開発調査事業費助成金制度が開始され,2013年9月23日から2014年1月31日まで,2000年有珠山噴火で形成された金比羅火口付近でKH-1井の掘削を実施した。深度1428.8mまで掘削し,その結果,高温熱水の採取に成功し,想定を超える新たな地熱資源の存在が明らかになった。本報告では,温泉開発の変遷と2000年噴火後の調査,KH-1の掘削候補地の選定,掘削計画と掘削経過,坑井地質,物理検層,温度検層,坑井仕上げ,揚湯試験,熱水化学分析について詳述した。

シソーラス用語： *北海道 ,  温泉 ,  *温泉調査 ,  地熱井 ,  試錐調査 ,  噴火活動 ,  地温勾配 ,  火山 ,  中新世 ,  電気検層 ,  電気抵抗率 ,  地熱エネルギー ,  *地熱探査
準シソーラス用語： ボーリング調査 ,  地熱資源 ,  洞爺湖温泉 ,  有珠山 ,  有珠山2000年噴火

分類 (2件)： その他の探査  (DE10080E) ,  地熱エネルギー  (LB03040B)

引用文献 (19件)：

• 秋田藤夫(1989): 地熱井における物理検層解析-地熱調査井・虻田GSH-1をケーススタディとして-. 地下資源調査所報告, no.61, 18p.
• 秋田藤夫・早川福利(1992): 洞爺湖温泉及び壮瞥温泉. 地熱エネルギー, vol.17, 380-401.
• 秋田藤夫・柴田智郎(2003): MT/CSAMT法による地下構造調査. 有珠山火山活動災害復興支援土地条件等調査報告, 北海道立地質研究所, 173-196.
• 秋田藤夫・常田陽子・浦上晃一(2001): 北海道洞爺湖温泉の熱水流動系. 温泉科学, 50, 204-219.
• 秋田藤夫・柴田智郎・鈴木敦生・松島喜雄・佐藤 努(2000): 有珠山噴火に伴う地下水・温泉の変化(速報). 温泉科学, 50, 43-46.

タイトルに関連する用語 (7件)： 洞爺湖温泉 ,  火口 ,  近傍 ,  地熱 ,  調査 ,  ボーリング ,  KH