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J-GLOBAL ID:201602276986177956   整理番号:16A1069482

いくつかの主要なグラム陰性菌の会話言語

The talking language in some major Gram-negative bacteria
著者 (2件):
資料名:
巻: 198  号:ページ: 489-499  発行年: 2016年08月 
JST資料番号: A0450A  ISSN: 0302-8933  CODEN: AMICCW  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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細胞間相互作用やクオラムセンシング(QS)は,栄養摂取,コンピテンスの育成,バイオフィルム形成,胞子形成,ならびに毒素の分泌を含む様々な生理学的機能のために必要とされる細菌に重要な生化学的/生理学的プロセスである。自然環境では,細菌は他の細菌と密接に関連して生息し,それらの間の相互作用は生存のために重要である。細菌におけるQS調節遺伝子の発現は,細胞密度依存性プロセスであり,開始過程は,シグナル伝達分子であるN-アシル-ホモセリンラクトン(AHL)の閾値レベルに依存する。本総説はグラム陰性菌におけるQSシグナルとそれぞれの伝達回路を要約している。ヒト病原体のほとんどはグラム陰性菌に属し,そのうちのごくわずかの種類だけが,QSシステムを介して疾患を引き起こす。それ故,病原性細菌の阻害が重要である。抗生物質の使用は,新興の多剤耐性菌のための選択圧(抗生物質は1つのグループの細菌の生存を他のグループを超えて促進するための自然選択因子として作用する)を生み出し,また,長期間の使用には適していない。別の天然および合成分子を用いた細菌QSの阻害に対する代替プロセスは,クオラム消滅と呼ばれる。しかし,QS阻害剤または遮断剤は,長期的使用では抵抗性をも生み出す可能性があるものの,明らかにいくつかの種類の問題は解決するであろう。本総説では,また,クオラム消滅分子の作用機序についても述べている。病原性グラム陰性細菌におけるQSネットワークの理解は,将来的に多くの健康関連の問題を解決するのに役立つであろう。Copyright 2016 Springer-Verlag Berlin Heidelberg Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (1件):
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微生物生理一般 
タイトルに関連する用語 (3件):
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