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J-GLOBAL ID：201602277017381932   整理番号：16A1220827

TbMnO₃における反強磁性の可逆的光スイッチング

Reversible optical switching of antiferromagnetism in TbMnO₃

著者 (10件)： MANZ Sebastian (ETH Zuerich, Zurich, CHE) ,  MATSUBARA Masakazu (ETH Zuerich, Zurich, CHE) ,  LOTTERMOSER Thomas (ETH Zuerich, Zurich, CHE) ,  BUECHI Jonathan (ETH Zuerich, Zurich, CHE) ,  MEIER Dennis (ETH Zuerich, Zurich, CHE) ,  FIEBIG Manfred (ETH Zuerich, Zurich, CHE) ,  MATSUBARA Masakazu (Tohoku Univ., Sendai, JPN) ,  IYAMA Ayato (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  KIMURA Tsuyoshi (Osaka Univ., Osaka, JPN) ,  MEIER Dennis (Norwegian Univ. Sci. and Technol., Trondheim, NOR)
資料名： Nature Photonics  (Nature Photonics)
巻： 10  号： 10  ページ： 653-656  発行年： 2016年10月 
JST資料番号： W2212A  ISSN： 1749-4885  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： イギリス (GBR)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： レーザーを用いて熱励起や電子励起を光学的に駆動することによって,強磁性体の磁化を制御できる。反強磁性への技術的関心が高まっているため,こうした発想を反強磁性体に適用できるようにすることは魅力的である。しかし,反強磁性体の磁化はゼロであるため,反強磁性体のスピン構造の制御は困難である。今回我々は,それでも反強磁性磁区の光学的制御が可能であることを,原理証明実験で実証している。我々は,2種類の色の光パルスを用いて,マルチフェロイック物質TbMnO₃における反強磁性秩序パラメーターを繰り返し反転させた。スイッチングは,光の波長,光吸収,TbMnO₃の反強磁性秩序によって生じる電気分極場の間の特異な関係に依存している。次に我々は,レーザー制御による反強磁性磁区の連続的な書き込みと消去を実証した。また,モンテカルロシミュレーションによって,反強磁性の可逆的光スイッチングの普遍性が導かれた。従って光磁性は,重要な自由度,すなわち光による反強磁性の局所制御によって補完される。Copyright Nature Japan KK 2017

シソーラス用語： *反強磁性 ,  *光交換 ,  可逆変化 ,  *テルビウム化合物 ,  マンガン酸塩 ,  *レーザ照射 ,  秩序パラメータ ,  光制御 ,  反強磁性体 ,  磁性材料 ,  微細構造 ,  レーザパルス ,  電子励起 ,  光吸収 ,  温度依存性 ,  計算機シミュレーション
準シソーラス用語： スピン構造 ,  マルチフェロイック物質 ,  モンテカルロシミュレーション ,  *光スイッチング

分類 (2件)： レーザ照射・損傷  (BK16040S) ,  強磁性共鳴,反強磁性共鳴,フェリ磁性共鳴  (BM07030P)

タイトルに関連する用語 (2件)： 反強磁性 ,  光スイッチング