文献

J-GLOBAL ID：201602277168033023   整理番号：16A1220166

BaZrO₃(001)/MgO(001)ヘテロ界面におけるプロトン偏析と空間電荷

Proton segregation and space-charge at the BaZrO₃ (0 0 1)/MgO (0 0 1) heterointerface

著者 (3件)： Polfus Jonathan M. (SINTEF Materials and Chemistry, PO Box 124 Blindern, NO-0314 Oslo, Norway) ,  Norby Truls (Department of Chemistry, University of Oslo, Centre for Materials Science and Nanotechnology (SMN), FERMiO, Gaustadalleen 21, NO-0349 Oslo, Norway) ,  Bredesen Rune (SINTEF Materials and Chemistry, PO Box 124 Blindern, NO-0314 Oslo, Norway)
資料名： Solid State Ionics  (Solid State Ionics)
巻： 297  ページ： 77-81  発行年： 2016年12月01日 
JST資料番号： B0096B  ISSN： 0167-2738  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： オランダ (NLD)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： YドープBaZrO₃(BZY)をMgO(001)上にエピタキシャル析出させることができた。ここで考察する界面はプロトン伝導体のヘテロ界面特性を研究するモデルシステムとして役立つ。本研究では,ZrO₂-終端BaZrO₃(001)とMgO(001)の間の界面の欠陥化学を,第一原理計算と空間電荷理論により調べた。効果的に荷電したプロトン,酸素空孔,Yアクセプタならびにカチオン空孔について,BZYバルクから界面ZrO₂-MgO層界面までの偏析エネルギーを計算した。プロトンは,界面,特にMgO層中の酸化物イオンに偏析する強い傾向を示し,界面の正味正電荷を生じさせることがわかった。適用された熱力学的空間電荷モデルによれば,界面ポテンシャルはMott-Schottky近似下で1V超に達し,空乏領域はBZY中2nmまで拡がった。完全平衡のY偏析プロファイルでは,界面電位は,573K,0.025bar H₂Oで約0.2Vまで著しく低下した。界面は大部分の条件下でプロトンにより飽和に近いことがわかったが,界面に沿うプロトン伝導はMgO基板上に析出したBZY膜の面内導電性に顕著に寄与し得ないと結論づけた。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.

シソーラス用語： *ジルコニウム酸塩 ,  *バリウム化合物 ,  *酸化マグネシウム ,  *界面 ,  *プロトン伝導 ,  導体 ,  空孔欠陥 ,  計算 ,  *空間電荷 ,  偏析 ,  薄膜
準シソーラス用語： *ジルコン酸バリウム ,  *ヘテロ界面 ,  第一原理計算

著者キーワード (5件)： Barium zirconate ,  Thin film ,  Substrate interface ,  Space-charge ,  Density functional theory

分類 (2件)： 固体中の拡散一般  (BL06021L) ,  分子の電子構造  (BH05010Q)

タイトルに関連する用語 (5件)： MgO ,  ヘテロ界面 ,  プロトン ,  偏析 ,  空間電荷