抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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本論文では,人工衛星に搭載されたSAR(Synthetic Aperture Radar,合成開口レーダ)により取得された観測データを用いたフィルダムの外部変形計測の検討を行った。SARは地上の計測機器が不要なためフィルダムの外部変形計測におけるコスト縮減が期待できるとともに,面的計測が可能であることからフィルダム堤体表面全体の網羅的なモニタリングが可能である。SARによるフィルダムの外部変形計測は,ダムのモニタリングにおいては新たな技術であるため,本論文では検討結果とともにSARによるフィルダムの外部変形計測の手法の概要についても簡単に説明する。本論文では,SARデータの1シーンに含まれる5基のロックフィルダムの外部変形計測を約4年間にわたり計測し,SARにより計測された外部変形量とGPS・測量による外部変形量の比較を行った。SARにより計測された外部変形量はGPS・測量の外部変形量とよく一致し,GPS・測量との平均誤差は約5mmとなった。(著者抄録)