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J-GLOBAL ID：201602277383972941   整理番号：16A1327806

3次元熱間曲げ焼入れの成形可能範囲 -3次元熱間曲げ焼入れ技術の開発 第2報-

著者 (6件)： 窪田紘明 (新日鐵住金(株)) ,  富澤淳 (沖縄工業高等専門学校,機械システム工学科) ,  岡田信宏 (新日鐵住金(株)) ,  山本憲司 (新日鐵住金(株)) ,  浜孝之 (京都大学大学院エネルギー科学研究科) ,  宅田裕彦 (京都大学大学院エネルギー科学研究科)
資料名： 塑性と加工  (Journal of the Japan Society for Technology of Plasticity)
巻： 57  号： 668  ページ： 879-885(J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： G0076A  ISSN： 0038-1586  CODEN： SOKAB  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 近年の自動車には,軽量化と衝突安全性の向上が求められており,これらの要求に応えるため3次元熱間曲げ焼入れ(3DQ)技術を開発した。3DQの自動車部品への適用に際しては,成形後の製品の平面度を含めた寸法精度が重要であるが,3DQの場合,製品断面の変形,曲げ内側のしわ発生が問題になっていた。本稿は,3DQの曲げやねじり加工による断面変形およびしわの発生について,実験とFEM解析により検討した結果について報告した。著者らは,それらの変形に着目した成形可能範囲を検討し,以下の結論を得た。1)矩形管,曲げ加工により断面形状が台形化する。この断面台形に対する成形可能範囲を拡大するためには,高周波誘導加熱コイルの狭幅化が有効である。2)加熱領域の幅が狭い場合は,曲げ半径が小さくなるにしたがって,鋼管の塑性変形時の周方向応力と軸方向応力の比が0.5(平面ひずみ状態)に近づく。

シソーラス用語： *三次元 ,  *焼入 ,  自動車 ,  軽量化 ,  曲げ ,  平坦性 ,  寸法精度 ,  *皺 ,  *ねじり加工 ,  数値解析 ,  *曲げ加工 ,  台形 ,  誘導加熱 ,  塑性変形 ,  フープ応力 ,  軸方向応力 ,  平面歪
準シソーラス用語： *FEM解析 ,  曲げ半径 ,  *高周波誘導加熱 ,  衝突安全性 ,  *断面変形 ,  *熱間成形 ,  自動車部品

著者キーワード (8件)： tube ,  induction bending ,  quenching ,  finite element method ,  wrinkling ,  formable range ,  deformation behavior ,  temperature distribution.

分類 (1件)： 特殊成形  (WC04040W)

引用文献 (11件)：

• 1) 富澤淳・嶋田直明・井上三郎・菊池文彦・桑山真二郎:平成22年度塑性加工春季講演会講演論文集, (2010), 207-208.
• 2) 富澤淳・嶋田直明・窪田紘明・岡田信宏・坂本明洋・吉田経尊・山本憲司・森弘志・原三了・桑山真二郎:新日鉄住金技報, 397 (2013), 83-89.
• 3) 富澤淳・嶋田直明・窪田紘明・岡田信宏・原三了・桑山真二郎:塑性と加工, 56-658 (2015), 961-966.
• 4) Kubota, H., Tomizawa, A., Yamamoto, K., Okada, N., Hama, T. & Takuda, H.:ISIJ Int., 54-8 (2014), 1856-1865.
• 5) 小畠耕二・市瀬辰己・関口秀夫・小坂田宏造:塑性と加工, 28-313 (1987), 158-165.

タイトルに関連する用語 (5件)： 3次元 ,  曲げ ,  焼入れ ,  成形可能 ,  開発