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J-GLOBAL ID：201602278069876220   整理番号：16A0397584

シミュレーション実験における実験計画法の活用~L₁₈直交表への追加実験~

著者 (1件)： 石井成 (名古屋工大)
資料名： 品質  (Quality - JSQC)
巻： 46  号： 2  ページ： 181-184  発行年： 2016年04月15日 
JST資料番号： S0060B  ISSN： 0386-8230  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： シミュレーション実験は現実の実験と異なる統計的性質を持つので,実験計画法の適用には注意が必要である。そこで,本稿では,シミュレーション実験を用いた最適化において,L₁₈直交表に実験を追加することで活用を試みた2つのテーマについて紹介した。具体的には,まず,交互作用を想定せずにL₁₈による実験を行って下流再現性が確保できない状況において,モデルに交互作用を追加することで下流再現性が向上する方法を提案し,交絡最適計画による追加実験を行って,lassoを用いてモデルを作成することで追加実験回数を低減しつつ交互作用の交絡を解決したモデル作成が可能であることを示した。さらに,直交表と直積配置を用いて制御因子と標示因子との交互作用を求め,追加実験を行って制御因子間の交互作用を推定することで,効率よく適合因子を選定する手順を提案し,滑空フライトシミュレータを用いて仮想的に適合作業を行って,局所最適化が可能であることを確認した。

シソーラス用語： *シミュレーション ,  パラメータ推定 ,  回帰モデル ,  *再現性 ,  *最適化 ,  実験 ,  *実験計画法 ,  推定量 ,  相互作用 ,  調整 ,  適応性 ,  表 ,  パラメータチューニング ,  *仮想実験 ,  局所最適化 ,  *直交表 ,  *改変
準シソーラス用語： *シミュレーション実験 ,  *交絡法 ,  *最適実験計画法

分類 (1件)： 統計的品質管理  (KB04030W)

引用文献 (9件)：

• 山田秀(2004):"コンピュータ上での実験の計画と解析"「品質」,34,[2],25-29.
• 吉野睦,仁科健,石井成,高木武則(2009):"L₁₈直交表実験で再現性が得られなかったときの対処法~交互作用の予見の無い場合の正直因子・嘘つき因子判別方法~",日本品質管理学会第90回研究発表会要旨集,33-36.
• Shinin, D. and Shinin, P.(1988):"Better than Taguchi Orthogonal Tables",Quality and reliability Engineering International,143-149.
• 石井成,吉野睦(2009):"L₁₈直交表実験で再現性が得られなかったときの対処方法-技術的に交互作用の予見がある場合の効率的実験点追加方法-",日本品質管理学会第90回研究発表会要旨集,37-40.
• 伊藤卓未,仁科健,石井成,吉野睦(2015):"lasso の適用によるL₁₈直交表実験後の再現性の向上",日本品質管理学会第108回研究発表会要旨集,1-4.

タイトルに関連する用語 (5件)： シミュレーション実験 ,  実験計画法 ,  活用 ,  直交表 ,  実験