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J-GLOBAL ID：201602278202547910   整理番号：16A0670129

噴霧特性と噴孔内部流動に及ぼす燃料性状の影響

Effect of Fuel Properties on Internal Nozzle Flow and Spray Characteristics

著者 (4件)： 高橋貴洸 (近畿大 大学院システム工学研究科) ,  大垣優太 (近畿大 大学院システム工学研究科) ,  田端道彦 (近畿大 工) ,  田端道彦 (近畿大 次世代基盤技研)
資料名： 近畿大学次世代基盤技術研究所報告  (Annual Report of Fundamental Technology for Next Generation Research Institute, Kindai University)
巻： 7  ページ： 65-71  発行年： 2016年07月 
JST資料番号： F1423A  ISSN： 2185-8802  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 地球環境やエネルギ問題の観点から,ディーゼル機関への,バイオ燃料などの軽油代替燃料の適用が試みられている。一方で,現在のディーゼル機関では,排出ガス特性改善のため,小噴孔径の噴射ノズルにより,燃料を高圧で噴射するため,微小なノズル噴孔内部では,高速かつキャビテーションを含んだ複雑な現象が起きており,噴孔内部流動と噴霧特性との関係性を明確にすることが重要である。そこで本研究では,噴孔内部流動と噴霧特性に着目し,高圧噴射にも耐えうるサファイア製実寸大の噴射ノズルを製作し,噴孔内部流動の可視化計測を試みた。また,実機と同じ条件下での燃料噴霧の蒸発をシャドウグラフ法により観察し,これらの噴孔内部流動と噴霧特性に及ぼす燃料性状の影響を調べた。その結果,以下のことが明らかになった。1)90%蒸留温度が高く,動粘度が高い燃料ほど,噴孔内部にキャビテーションの発生が抑制される。その効果は,噴射圧力の増加により相対的に減少する。2)キャビテーションの発生により,噴霧角は増加する傾向にある。3)燃焼室内での噴霧を計測した結果, 90%蒸留温度が低く,動粘度が低い燃料ほど,微粒化か促進され,噴霧先端部の噴霧蒸発が促進される。

シソーラス用語： *内部流 ,  開口 ,  噴射 ,  *ディーゼル機関 ,  *生物燃料 ,  代替燃料 ,  軽油 ,  キャビテーション ,  サファイア ,  可視化 ,  微粒化 ,  小口径
準シソーラス用語： 動粘度 ,  *燃料性状 ,  燃料噴霧 ,  排ガス特性 ,  *噴孔 ,  *噴射ノズル ,  噴射圧力 ,  噴霧角 ,  *噴霧特性

分類 (1件)： 圧縮点火機関  (PB02030N)

タイトルに関連する用語 (4件)： 噴霧特性 ,  噴孔 ,  内部流動 ,  燃料性状