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J-GLOBAL ID：201602278867853582   整理番号：16A1136184

農耕地における農薬・窒素動態に関わる土壌微生物の新機能解明

著者 (1件)： 多胡香奈子 (農研機構 農業環境変動研究セ)
資料名： 日本土壌肥料学雑誌  (Japanese Journal of Soil Science and Plant Nutrition)
巻： 87  号： 5  ページ： 328-329  発行年： 2016年10月05日 
JST資料番号： G0156A  ISSN： 0029-0610  CODEN： NIDHAX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 筆者は農薬や窒素の動態に関わる微生物の生態と機能について研究している。農薬分解菌は通常の土壌中にはほとんど存在しないが,フェニトロチオン散布によって複数種の分解菌が出現して増加した。南大東島のサトウキビ畑で調査したところ,分解菌の密度はフェニトロチオンを多く散布している所で高く,カメムシ共生タイプのBurkholderia sp.が93%を占めた。ダイズ転換畑においてはN₂Oの発生が多くなるが,脱窒菌が環境に応じて変化させる脱窒反応によってN₂Oの発生量が決まることが明らかになった。

シソーラス用語： *土壌微生物 ,  有機リン系殺虫剤 ,  ナガカメムシ科 ,  サトウキビ ,  細菌 ,  Burkholderia ,  転換畑 ,  *脱窒 ,  脱窒菌 ,  酸化二窒素 ,  農地 ,  ダイズ ,  芳香族ニトロ化合物 ,  フェノール類 ,  無機酸エステル
準シソーラス用語： カンシャコバネナガカメムシ ,  窒素動態 ,  農耕地 ,  農薬分解菌

分類 (3件)： 土壌生物  (FB04050N) ,  害虫に対する農薬  (FB06020U) ,  作物栽培一般  (FC03010R)

物質索引 (1件)： フェニトロチオン

タイトルに関連する用語 (4件)： 農耕地 ,  農薬 ,  窒素動態 ,  土壌微生物