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J-GLOBAL ID:201602279391540882   整理番号:16A0479814

過酸化水素で処理した高電気伝導率を有する二重層カーボンナノチューブ繊維

High electrical conductivity of double-walled carbon nanotube fibers by hydrogen peroxide treatments
著者 (17件):
資料名:
巻:号:ページ: 74-82  発行年: 2016年01月07日 
JST資料番号: W0204B  ISSN: 2050-7488  CODEN: JMCAET  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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二重層カーボンナノチューブ(DWNT)繊維は,それらの電気的性質と軽さにより注目され,送電線への潜在用途を含む産業応用に魅力的な材料である。著者らは,DWNT線維のエレクトロトランスポートを向上させる過酸化水素(H2O2)処理の機構に関する詳細な検討について述べた。これらの線維を数時間H2O2に浸漬し超音波処理を行った。実験の結果,残留H2O2がDWNT束の管チャネル間でインターカレーションを起こし,酸化処理はまた,直径が小さいカーボンナノチューブ(CNT)を除去した。さらに,繊維密度の増加が電気抵抗率を減少させた。DWNT繊維のH2O2処理により,30K以下で金属に似た温度依存抵抗挙動が変化と共に半導体に似た挙動を示すようになった。著者らは,他の既知の溶媒を用いてH2O2の影響を比較した。カーボンナノチューブ繊維の電気抵抗率の低下に添加剤を通常通りに用い,著者らの研究で観測した電気伝導率が塩化チオニルやヨウ素活性剤で得たものと同様であることが分かった。さらに,H2O2法を,他の炭素形態の処理に用い,窒素添加多層カーボンナノチューブだけが電気抵抗率の減少を示した。この製造方法は簡単で効率的,かつ安価であり,導電性カーボンナノチューブ線維の理想的な製造方法になる。Copyright 2016 Royal Society of Chemistry All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST
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分類 (6件):
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酸化,還元  ,  炭素とその化合物  ,  その他の無機化合物の電気伝導  ,  気相めっき  ,  無機化合物の赤外・Ramanスペクトル(分子)  ,  電子分光法 
タイトルに関連する用語 (5件):
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