抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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発破工法は早く経済的な掘削工法であるが,発破により生じる振動・騒音が周辺環境に及ぼす影響が大きく,住宅街や構造物が近接している場合のトンネル発破の事例は非常に少ない。新たに導入した電子雷管eDev IIは,起爆秒時精度が高く,発破順序を任意に設定できる特長がある。著者らは本雷管を用いたトンネル試験発破を実施し,起爆秒時差の設定による振動,低周波音の低減効果を確認し,そのメカニズムについて知見やノウハウを得ており,以降数多くのトンネル現場に活用し,周辺環境に影響の小さい発破を展開している。また,この高精度電子雷管を用いた新しい振動予測手法(MSW)を開発し,現場適用を通じて,市街地等の厳しい条件下の発破に対し,有効な振動予測となり得ることを確認した。(著者抄録)