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J-GLOBAL ID:201602279798195230   整理番号:16A0458899

琉球列島固有種アカボシタツナミソウ(シソ科)の渓流環境への適応と葉形変異

Adaptation to riparian environments and leaf morphological variation of the Ryukyu endemic Scutellaria rubropunctata (Lamiaceae)
著者 (5件):
資料名:
号: 54  ページ: 1-15  発行年: 2016年03月31日 
JST資料番号: X0789A  ISSN: 0474-0394  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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アカボシタツナミソウ(シソ科)は北琉球から中琉球に固有の多年生草本である。日当たりの良い石灰岩の山頂部や山地の林縁,海岸沿いの低地などに生育するが,しばしば渓流沿いにも出現する。沖縄島国頭村比地川沿いにカメラを設置して調査した結果,本種が生育する渓流沿いの環境は,梅雨や台風による降雨の影響でしばしば激しい水流にさらされることが明らかとなった。奄美大島と沖縄島の複数産地から本種を採集して葉の形態を比較した結果,渓流帯の個体には,葉が矮小化する,葉身基部がくさび形で葉身が菱型に近い,鋸歯数が少ないなどの特徴が見られた。これらの特徴は,他の渓流沿い植物と同様,水流によるダメージを軽減することに役立っていると考えられる。アカボシタツナミソウが陸域と渓流帯の両方の環境に出現すること,渓流帯に生育する個体は渓流沿い植物に特徴的な形質を持っていることから,本種は条件的渓流沿い植物であると考えられる。(著者抄録)
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分類 (1件):
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植物生態学 
引用文献 (25件):
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