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J-GLOBAL ID：201602280388265844   整理番号：16A0572379

微絨毛構造化InN薄膜のエレクトロクロミック色変化繰返し耐久性

Electrochromic Color-change Durability of Microvillus-structured InN Films

著者 (5件)： 井上泰志 (千葉工大 工) ,  井上泰志 (千葉工大 大学院工学研究科) ,  小田哲也 (千葉工大 工) ,  枡川尊重 (千葉工大 大学院工学研究科) ,  高井治 (関東学院大 材料・表面工研)
資料名： 表面技術  (Journal of the Surface Finishing Society of Japan)
巻： 67  号： 7  ページ： 370-374  発行年： 2016年07月01日 
JST資料番号： G0441B  ISSN： 0915-1869  CODEN： HYGIEX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 窒化インジウム(InN)は,可視光領域において吸着誘起型エレクトロクロミック(AiEC)現象を示す物質の一つであり,色変化にかかる時間が極めて短いという特徴を有する半面,光透過率変化幅が小さいという問題があった。これまでの研究で,反応性プラズマ蒸着に斜め堆積法を適用することにより,離散的ナノ柱状(INC)構造を有するInC薄膜を作製し,AiEC統制の大幅な向上,透過率変化幅の増大に成功した。本研究では,INC構造化InN薄膜のAiEC繰返しに対する耐久性の調査を行った。その結果,1)AiEC特性の劣化現象は,分極繰返しに伴うInNのIn(OH)₃への不可逆的な変質に由来することが明らかになった。2)INC構造化は,水溶液と接するInNの面積が拡大されるため,表面吸着サイトが増加し,光透過率変化幅が向上する反面,In(OH)₃へ変質する反応場も同時に拡大するため,寿命では不利となることが分かった。などの知見を得た。

シソーラス用語： *窒化インジウム ,  機能素子 ,  光学素子 ,  *エレクトロクロミズム ,  光制御 ,  変色 ,  透過率 ,  *耐久性 ,  繰返し試験 ,  ナノ構造 ,  吸着 ,  結晶構造 ,  X線回折 ,  不可逆反応 ,  インジウム化合物 ,  水酸化物 ,  絨毛 ,  ラジカル反応 ,  真空蒸着 ,  エレクトロクロミック素子 ,  水酸化インジウム ,  柱状構造
準シソーラス用語： XRD

分類 (1件)： その他の固体デバイス  (NC03150A)

引用文献 (22件)：

• 1)O. Takai ; Proc. Soc. Inform. Disp., 25, 305(1984).
• 2)O. Takai ; Kinzoku Hyomen Gijutsu, 35, 71(1984).
• 3)C. Minami, M. Suzuki, H. Yumoto ; Hyomen Gijutsu, 50, 733(1999).
• 4)N. Asai, Y. Inoue, H. Sugimura, O. Takai ; J. Electrochem. Soc., 146, 2365(1999).
• 5)C. G. Granqvist ; Solar Energy Mater. Solar Cells, 60, 201(2000).

タイトルに関連する用語 (6件)： 微絨毛 ,  構造化 ,  InN ,  薄膜 ,  色変化 ,  繰返し耐久性