抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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近年,各カーメーカにおいて部品レベルでの軽量化による燃費向上に力が注がれており,エアバッグモジュールにおいてもそのニーズは例外ではない。本文では,機能(性能),サービス性(カーメーカでの組付け性,意匠自由度)を損なうことなく,大幅な部品点数の削減,及びそれに伴う軽量化を実現した運転席エアバッグモジュールを開発したので紹介する。機能の集約化による部品削減に着眼しパッドカバーの締結方法の見直し,及びホーンユニットの新規開発を実施した。その結果,軽くてシンプルなエアバッグモジュールを実現した。パッドカバーの開発品では,設定したツメ形状と板金の開口を引っ掛け,板金の開口を大きく設定し,パッドカバーを挿入後に板金を後曲げする新たな構造にすることにより締結強度と組付け性を両立している。ホーンユニットでは,ホーン吹鳴とハンドルへの固定機能を集約した新ホーンユニットを開発した。その結果,ハンドルへの固定性能を損なわずに大幅な部品削減を実現した。開発品において,従来サイズ及び性能を確保しながら,大幅な質量(30%減),部品点数(36%減)の削減を実施した。