文献
J-GLOBAL ID:201602281302732767   整理番号:16A0935689

排水監視を目的とした蛍光分光法:レビユー

Fluorescence spectroscopy for wastewater monitoring: A review
著者 (5件):
資料名:
巻: 95  ページ: 205-219  発行年: 2016年05月15日 
JST資料番号: B0760A  ISSN: 0043-1354  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 文献レビュー  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
排水の水質は,通常,物理的,化学的及び微生物学的試験で評価されているが,それらはオンライン監視に適さず,信頼性の低い結果を提供し,あるいは危険な化学品を使用している。したがって,自然あるいは工学的系での水質を評価するために,また,汚染事故の早期警告を発するために,迅速で効果的な方法を見出すことが急務となっている。蛍光分光法は,汚染の発生源を追跡するために表層水中の排水の特性を明らかにし,監視するために,及び,処理作業中でのプロセス制御と最適化にとって,価値ある技術であることが証明されている。本レビユーでは,排水の水質評価に蛍光法を適用するにあたり,最近の進展状況を記した。多くの研究は,一般的に,排水が,天然水と比較して,ピークT(生存及び死亡した細胞物質と滲出液)及びピークC(微生物再処理有機物質)に関連する化学成分に由来するより高い蛍光強度を示すことを指摘してきた。さらに,ピークTの蛍光は生物学的処理工程後,有意に減少し,ピークCは,塩素化及び逆浸透段階後でほとんど完全に除去された。したがって,適切に波長選択した単純な蛍光光度計は,特に,ピークTとCに対して,排水処理作業でのオンライン監視に利用できた。また,本レビューは,重複発蛍光団の可能性があるため,いかなる試みでも排水汚染源を特定することに注意を払うべきであることを指摘した。蛍光強度と生化学的酸素要求量(BOD)及び全有機炭素(TOC)の様な水質パラメータの間での相関関係を明らかにし,試料の希釈を,典型的には10倍までされているが,内部フイルター効果を制限するのに有用であることを示した。結論として,排水処理作業での蛍光分光法のオンライン適用に関する研究の欠如及びリアルタイム研究を目指した蛍光励起発光マトリックスに含まれるデータの収集と抽出に適したデータ処理ツールの欠如の2点の研究ギャップが満たされる必要性を指摘した。Copyright 2016 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

著者キーワード (4件):
分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
研究開発  ,  水質調査測定一般  ,  下水・廃水処理施設 
タイトルに関連する用語 (2件):
タイトルに関連する用語
J-GLOBALで独自に切り出した文献タイトルの用語をもとにしたキーワードです

前のページに戻る