抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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地震観測網の整備により,入力地震動に関する情報は充実の一途を辿った。一方,入力地震動に対する建物の振動応答に関するデータは不足しており,地震動と建物被害との関係は必ずしも明確でない。本稿では,釧路高専の2個の建物にそれぞれ2基(1階と3階,1階と4階)及び地表面の計5か所に地震計を設置し,平成25年~27年の3年間にわたっての釧路における有感地震55個を対象として観測を行った結果について報告する。震度3を記録した3個の地震について加速度,速度及び変位のそれぞれの応答スペクトルを求めた。その結果,1階部分における地震動は入力地震動よりも小さいこと,また,必ずしも上階にいくほど応答値が大きくなるわけではないことなどが判明した。