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J-GLOBAL ID：201602282476142610   整理番号：16A1153650

植物生体表面における温室効果ガスフラックス

Potential greenhouse gas fluxes at the surface of living plant bodies under field conditions

著者 (3件)： 森山夏樹 (島根大) ,  藤巻玲路 (島根大) ,  山下多聞 (島根大)
資料名： 島根大学生物資源科学部研究報告(Web)  (Bulletin of the Faculty of Life and Environmental Science Shimane University (Web))
巻： 21  ページ： 29-34 (WEB ONLY)  発行年： 2016年09月30日 
JST資料番号： U0391A  ISSN： 2435-0885  CODEN： SDSKF6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 温室効果ガスによる地球温暖化は,世界共通の問題である。メタンは,二酸化炭素の34倍の温室効果ポテンシャル(GWP)をもつが,植物体および切り離した葉が放出することが報告された。また,296倍のGWPをもつ亜酸化窒素は,海洋や土壌から放出される。本研究は,生葉におけるメタンと亜酸化窒素のフラックスを調査し,森林植物が陸上生態系における温室効果ガス収支に及ぼす可能性を明らかにすることを目的とした。屋外実験を島根大学三瓶演習林と大学内圃場で行い,クローズドチャンバーを用いて気相サンプルを採取した。ガス濃度は,ガスクロマトグラフを用いて測定した。結果,メタンが放出される可能性が確認されたが,チュウゴクザサとクスノキ,タブノキでは吸収が確認された。また,亜酸化窒素は,タブノキとコナラが消費フラックスを示した。スギとクリは放出フラックスを示したがその値は小さかった。

シソーラス用語： *植物 ,  身体部位 ,  表面 ,  *温室効果ガス ,  地球温暖化 ,  係数 ,  *酸化二窒素 ,  *葉 ,  ガスクロマトグラフ ,  ササ属 ,  クスノキ ,  クスノキ科 ,  コナラ ,  スギ ,  クリ ,  *フラックス【流束】 ,  アルカン
準シソーラス用語： 体表面 ,  GWP ,  *亜酸化窒素 ,  *生葉 ,  チュウゴクザサ ,  タブノキ

分類 (2件)： 森林植物学  (FF02020E) ,  環境問題  (SA01020V)

物質索引 (1件)： メタン

タイトルに関連する用語 (4件)： 植物 ,  生体表面 ,  温室効果ガス ,  フラックス