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J-GLOBAL ID：201602283241339879   整理番号：16A1180377

〈カケンテストセンター〉日本からISO化した試験法(1)-吸水速乾性-

著者 (1件)： 倉本幹也 (カケンテストセ)
資料名： 繊維学会誌  (Journal of the Society of Fiber Science and Technology, Japan)
巻： 72  号： 11  ページ： P.514-P.517  発行年： 2016年11月10日 
JST資料番号： F0278A  ISSN： 0037-9875  CODEN： SENGA5  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 吸水速乾機能を考える際の原理原則を示したうえで,ISO 17617について概説した。あわせて,本ISO発行後の動向や,今後の課題について示した。まず,吸水速乾性に関し,吸水速乾素材とは(生地の一部が液相の水を吸った際に,より大きく濡れ広げることで乾燥性を高める素材),乾燥の原理(定常乾燥条件における水分率及び材料温度変化,乾燥速度式と解説),吸水速乾試験の原則(試験片1箇所に水を滴下させた際の拡散性にともなう乾燥速度を確認する方法と,試料間の性能差を精度よく確認するための材料特性の評価方法の2つ),試験技術の重要な留意点(試験環境の風速と温湿度を一定に持続し制御)について概説した。次に,ISO 17617試験方法の概要に関し,A1法(装置モデル図),A2法(装置モデル図),B法(装置モデル図),試験環境(標準状態かつ無風),指標値の算出(方法説明と図示),A1法とB1法間の相間(相関係数0.74,B法の乾燥時間はA1報の約1.2倍)について説明した。次に,ISO化後の動向と課題に関し,ISO法と従来法の関係,および流通の動向について述べた。最後に,試験機関間の課題について述べた。

シソーラス用語： *性質 ,  *試験 ,  *ISO規格 ,  因子 ,  環境管理 ,  *試験装置 ,  環境 ,  時間 ,  品質管理 ,  標準化 ,  *試験方法 ,  環境因子 ,  改変
準シソーラス用語： 吸水性 ,  速乾性 ,  *吸水速乾性 ,  *試験法 ,  環境要因 ,  制御された雰囲気 ,  乾燥時間

分類 (3件)： 材料学  (YM02040O) ,  織布  (YM05040J) ,  メリヤス地  (YM05070Q)

タイトルに関連する用語 (7件)： テスト ,  センター ,  日本 ,  ISO ,  試験法 ,  吸水 ,  速乾性