抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
絵画は様々な要因で人間の感性に訴える。そのヒントとして,デジタル化画像は計算機による大規模データ解析が可能である。本研究では計算機を用いて絵画のデジタル画像の特徴を抽出し,客観的な視点から絵画の色彩の評価を試みた。特に,絵画の色彩のエントロピーに着目して解析を実施した。本研究のユニークさは,同一の画家による同じモチーフの幾つかの作品における色の使い方の特徴や相違についてカラーデジタル画像の色彩のエントロピーを用いた点である。具体的には,ゴッホの「ひまわり」を対象とした。その際,RGB色空間をHSV色空間へと変換し,H(色相),S(彩度),V(明度)のピクセル数をカウントし,その確率分布を求めた。芸術の深遠さは単純な数値では測れない事を承知の上で,本研究はそのささやかな第一歩と言えるかも知れない。