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J-GLOBAL ID：201602283782082202   整理番号：16A0559483

ジカウイルス

Zika Virus

著者 (3件)： MUSSO Didier (Inst. Louis Malarde, Tahiti, PYF) ,  GUBLER Duane J. (Duke-NUS Medical School, Singapore) ,  GUBLER Duane J. (Partnership for Dengue Control, Lyon, FRA)
資料名： Clinical Microbiology Reviews  (Clinical Microbiology Reviews)
巻： 29  号： 3  ページ： 487-524  発行年： 2016年07月 
JST資料番号： T0713A  ISSN： 0893-8512  CODEN： CMIREX  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 文献レビュー  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： ジカウイルス(ZIKV)はフラビウイルス科に属するアルボウイルスであり,アフリカにおいて1947年に非ヒト霊長類,1948年に蚊から分離され,ヒトへの感染は太平洋およびアメリカで50年前から散発的に発生し,ZIKVに感染した蚊により媒介されることが報告されている。ZIKV感染により発症するジカ熱は非特異的であり,デング熱やチクングニア熱との区別がつきにくい。2013および2014年に大流行したZIKV感染は深刻な神経系の合併症が報告され,ブラジルにおいては先天性奇形の増加とZIKV感染との関連が疑われた。現在,ZIKV熱の診断は判定が複雑となる血清学的試験ではなく,ウイルスの単離またはZIKV特異的RNAの検出により行われている。デング熱が地方病である熱帯地域における都市へのZIKV感染症の発生は過小評価されているが,Aedes aegyptiおよびAedes albopictusのようなベクターが出没する地域における都心においては,ZIKV発生に高い可能性があることが予測される。本総説では,ZIKVに対し利用可能なデータを網羅的に紹介する。

シソーラス用語： フラビウイルス科 ,  アーボウイルス ,  ネッタイシマカ ,  ヒトスジシマカ ,  宿主 ,  *ウイルス感染症 ,  奇形 ,  デング熱 ,  診断
準シソーラス用語： *ジカウイルス ,  Aedes aegypti ,  Aedes albopictus ,  ジカ熱 ,  先天性奇形 ,  診断法

分類 (3件)： ウイルス学一般  (EG04010J) ,  ウイルス感染の生理と病原性  (EG04042Y) ,  感染症・寄生虫症一般  (GD01010H)

タイトルに関連する用語 (1件)： ジカウイルス