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J-GLOBAL ID:201602284102617893   整理番号:16A0624634

MRIに誘導された局所磁気温熱化学療法のための腫瘍中で急速ゲル転移を伴うスマート磁性流体

Smart Ferrofluid with Quick Gel Transformation in Tumors for MRI-Guided Local Magnetic Thermochemotherapy
著者 (3件):
資料名:
巻: 26  号: 11  ページ: 1708-1718  発行年: 2016年03月15日 
JST資料番号: W1336A  ISSN: 1616-301X  CODEN: AFMDC6  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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抗がん剤の漏れによる化学療法の副作用低減と治療効果の向上に,抗がん剤の局所的投与技術の改善が必要である。本研究は,腫瘍中で急速にゲルに転移し,外部交番磁界(AMF)に応答して熱を発生し,同時に抗がん剤を放出するスマート磁性流体の開発について報告する。毒性の少ない磁性材料(Fe3O4ナノ粒子),天然ポリサッカライド(アルギンサン塩)およびアミノ酸(システイン)を用いて合成したスマート磁性流体は,磁気共鳴イメージング(MRI)用造影剤としても働くことができる。磁性流体は,水素結合により抗がん剤(例えば,ドキソルビシン,DOX)も取り込む。AMFは,DOXを含む磁性流体から作製されたゲルの加熱を引き起こし,ゲルの収縮とDOX放出をもたらす。インビボ実験は,磁性流体が腫瘍内でゲルに転移し,ゲルは腫瘍内に残ることを明らかにした。さらに,この磁性流体を用いた磁気温熱化学療法は腫瘍成長を阻止するが,磁気的温熱療法のみではほんのわずかな効果しか持たない。この様に,磁気温熱療法と化学療法の組み合わせは,腫瘍成長の抑制に重要であるだろう。結論として,ここで報告した磁性流体は,将来の内視鏡的技術の組み合わせによる,MRI誘導磁気温熱化学療法を促進する可能性を持つ。Copyright 2016 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
腫ようの実験的治療  ,  医用素材  ,  抗腫よう薬の基礎研究 

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