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J-GLOBAL ID：201602284640317556   整理番号：16A0482254

バイオコークスの品質検査としての超音波伝播速度の適用性に関する基礎研究

Applicability of Ultrasonic Propagation Velocity to Quality Inspection Method of Bio-Coke

著者 (3件)： 麓隆行 (近畿大 理工) ,  水野諭 (近畿大 バイオコークス研) ,  井田民男 (近畿大 バイオコークス研)
資料名： スマートプロセス学会誌  (Journal of Smart Processing - for Materials, Environment & Energy -)
巻： 5  号： 3  ページ： 191-197  発行年： 2016年05月20日 
JST資料番号： F0907C  ISSN： 2186-702X  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 低温半炭化前現象を用いた加熱-加圧法による高密度-高強度固形燃料(バイオコークス)は,石炭コークスをはじめ,農業用ボイラやゴミ焼却施設の熱源へも利用が期待されている。バイオコークスは大型になるほど内部品質が不均質となる可能性がある。本研究では,超音波伝播速度を用いたバイオコークスの簡易品質評価への適用性を確認することを目的に,小型(直径48mm)および大型(直径100mm)バイオコークスを用いた実験を行った。小型の場合,軸方向および半径方向のいずれでも超音波伝播速度で見掛け密度を評価できた。大型の場合,軸方向では超音波伝播速度で見掛け密度を評価できたが,半径方向の見掛け密度の評価は,軸方向のひび割れが発生するため困難であった。

シソーラス用語： *バイオマス ,  生物燃料 ,  固体燃料 ,  *品質検査 ,  *超音波速度 ,  内部欠陥 ,  亀裂 ,  容積重 ,  軸方向 ,  半径方向 ,  サイズ効果 ,  均一性 ,  測定精度 ,  X線CT
準シソーラス用語： バイオマス燃料 ,  バイオコークス ,  超音波伝播速度 ,  見掛密度

分類 (1件)： 生物燃料及び廃棄物燃料  (LB02020Y)

引用文献 (8件)：

• 資源エネルギー庁:平成25 年度エネルギーに関する年次報告」(エネルギー白書2014)、2014. 6
• 環境省:国連気候変動枠組条約第21 回締約国会議(COP21)及び京都議定書第11 回締約国会合(COP/MOP11) の結果について、環境省HP、2015、http://www.env.go.jp/earth/cop/cop21/\nindex.html、(参照2015.12.31)
• 水野諭、井田民男、渕端学、難波邦彦、加子坂篤志、藤田修:草本系バイオマスを原料とする高密度・高硬度固形物の成形特性、日本エネルギー学会誌、91 (2012) 41-47.
• 麓隆行、水野諭、渕端学、井田民男:X 線CT によるヒノキ(幹:樹皮 = 1:1)バイオコークスの粗密構造と燃焼特性の関係についての考察、日本実験力学会講演論文集、13 (2013)386-389.
• 鎌田敏郎、内田 慎哉:コンクリートの非破壊試験の理論と実際:(3) 弾性波法(超音波法・衝撃弾性波法)の理論と実際、コンクリート工学、51-4 (2013) 340-347.

タイトルに関連する用語 (6件)： バイオコークス ,  品質検査 ,  超音波伝播速度 ,  適用性 ,  基礎 ,  研究