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J-GLOBAL ID:201602284824542393   整理番号:16A1220693

氷期のヨーロッパの遺伝学的歴史

The genetic history of Ice Age Europe
著者 (82件):
資料名:
巻: 534  号: 7606  ページ: 200-205  発行年: 2016年06月09日 
JST資料番号: D0193B  ISSN: 0028-0836  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: イギリス (GBR)  言語: 英語 (EN)
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現生人類は約4万5000年前にヨーロッパに到達したが,約8500年前に農耕が始まるまでの現生人類の遺伝学的構成についてはほとんど分かっていない。今回我々は,約4万5000~7000年前のユーラシア人51個体のゲノム規模のデータを解析した。この期間に,ネアンデルタール人由来DNAの比率は3~6%から約2%に低下しており,これは現生人類においてネアンデルタール人由来バリアントに対する自然選択があったことと符合する。ヨーロッパの最も初期の現生人類が現在のヨーロッパ人の遺伝学的構成に寄与したという証拠はないが,約3万7000~1万4000年前の全ての個体が,現在のヨーロッパ人の祖先系統の一部を形成する単一の創始者集団に由来していた。ヨーロッパ北西部の約3万5000年前の1個体はこの創始者集団から初期に分かれた枝に当たり,この系統はその後広い地域の至る所に移動し,最終氷期のさなかである約1万9000年前のヨーロッパ南西部に再び現れた。約1万4000年前から後の主要な温暖期には,現在の近東人と関連する1つの遺伝学的構成要素がヨーロッパに広がった。これらの結果は,先史時代のヨーロッパでは,集団の入れ替わりと移動が繰り返し起きていたことを示している。Copyright Nature Japan KK 2017
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分類 (3件):
分類
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集団遺伝学  ,  遺伝子の構造と化学  ,  古生物学一般 
タイトルに関連する用語 (4件):
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