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J-GLOBAL ID：201602285838619980   整理番号：16A1008794

同一ラインで製造された板ガラスの屈折率変動

Variation of Refractive indices among sheet glass samples manufactured at a same production line

著者 (4件)： 鈴木康弘 (科学警察研) ,  笠松正昭 (科学警察研) ,  國分大輔 (三重県警 科学捜査研) ,  舩附淳志 (三重県警 科学捜査研)
資料名： 科学警察研究所報告  (Reports of National Research Institute of Police Science)
巻： 65  号： 1  ページ： 1-5  発行年： 2016年01月31日 
JST資料番号： F0738B  ISSN： 1881-347X  CODEN： KKKHGL  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 短報  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 同一ラインで製造された板ガラスを1年間に44点収集し,屈折率測定による異同識別の有効性を評価した。ガラス試料は添加された少量元素の種類と製造時期によって6グループに分類された。異なるグループに属する2点のガラスの比較では,786組中717組が識別可能であった(識別率91.2%)。これに対して同じグループに属する2点のガラスの比較では,識別可能な組合せは160組中32組(同20.0%)に留まった。(著者抄録)

シソーラス用語： *屈折率 ,  *屈折分析 ,  板ガラス ,  生産ライン ,  鑑別 ,  元素分析 ,  微量元素 ,  自動車事故 ,  有効性 ,  微量元素分析
準シソーラス用語： 異同識別

分類 (2件)： 屈折及び反射の測定と装置  (BD07060V) ,  無機化合物の物理分析  (CC03024P)

引用文献 (16件)：

• 鈴木康弘:高取健彦(編)捜査のための法科学 第二部<法工学・法化学>. pp.337-349, 令文社,東京,(2005).
• 鈴木康弘:科学捜査と分析化学(2)-微細証拠物件鑑定, 人工物-.ぶんせき(Bunseki), 2014, 63-68(2014).
• Curran, J. M., Hicks, T. N. and Buckleton, J. S. : Forensic Interpretation of Glass Evidence. pp. 1-26, CRC Press, Boca Raton, (2000).
• Almirall, J. R. and Trejos, T.: Advances in the forensic analysis of glass fragments with a focus on refractive index and elemental analysis. Forensic Sci. Rev., 18, 73-95 (2006).
• 杉田律子,鈴木康弘,鈴木真一,丸茂義輝:温度変化法によるガラス屈折率測定法の検討と自動車フロントガラスの異同識別への応用. 鑑識科学, 2, 89-94(1997).

タイトルに関連する用語 (2件)： 板ガラス ,  屈折率変動