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J-GLOBAL ID：201602286152946398   整理番号：16A0524458

凍結濃縮装置の開発及びその性能評価-実界面前進凍結濃縮法に基づく高品質で短時間に処理可能な実用装置-

Development and Performance Evaluation of Freeze-Concentration Apparatuses-A Practical Apparatus for High Quality concentration with Short Processing Time Based on Progressive Freeze-Conceentration-

著者 (13件)： 松田章 (石川県工試) ,  笹木哲也 (石川県工試) ,  武春美 (石川県工試) ,  道畠俊英 (石川県工試) ,  笠森正人 (石川県工試) ,  石崎佳奈 (石川県農林総合研究セ 農試) ,  三輪章志 (石川県農林総合研究セ 農試) ,  小柳喬 (石川県大) ,  宮脇長人 (石川県大) ,  田上綾那 (明和工業) ,  北川優里 (明和工業) ,  松原肇 (明和工業) ,  北野滋 (明和工業)
資料名： 石川県工業試験場研究報告  (Report of the Industrial Research Institute of Ishikawa)
号： 64  ページ： 51-56  発行年： 2015年12月25日 
JST資料番号： F0740A  ISSN： 0289-8934  CODEN： IKSHE3  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 高品質で短時間かつ少量でも処理可能な凍結濃縮装置の開発を目的に,小規模型,大規模型の2種類の界面前進凍結濃縮装置の試作を行い,その性能を評価するため清酒や果汁の濃縮試験を行った。その結果,小規模型でアルコール18.5%の清酒(原酒)を1段目の濃縮で23%に,さらに3段目までの濃縮を行うことで37%まで高めることができた。また,大規模型でリンゴ(秋星),ルビーロマン等の果汁の糖度(Brix)12.1~19.5を23~29.9に濃縮できた。それぞれ1回の濃縮時間は小規模型,大規模型ともに2時間程度であった。さらに濃縮果汁から,補糖なしでアルコール10%以上の果実酒を製造できることを明らかにした。(著者抄録)

シソーラス用語： *冷凍濃縮 ,  *凍結装置 ,  改良 ,  果汁 ,  ぶどう酒 ,  濃縮 ,  *食品 ,  清酒 ,  食品分析 ,  糖度 ,  *界面前進凍結濃縮 ,  高品質化 ,  *流動食
準シソーラス用語： *液状食品 ,  凍結濃縮 ,  濃縮果汁

分類 (5件)： 食品の冷凍・冷蔵  (FJ03020X) ,  果実飲料,加工飲料  (FJ06020S) ,  清酒  (FK04023G) ,  ぶどう酒  (FK04024X) ,  食品の分析  (FJ01030U)

引用文献 (6件)：

• 宮脇長人. 凍結濃縮法の最近の進歩とその応用. 冷凍, 2002, vo.1. 77, no.891, p.31-37
• 宮脇長人. 食品技術講座4, 最新化学工学基礎講座 第9回濃縮の基礎. 2008, vol.83, no.974, p.880-883
• 宮脇長人. 界面前進凍結濃縮-液状食品の新しい高品質濃縮法. FOODS & FOOD INGREDIENTS JOURNAL OF JAPAN. 2009, vol.214, no.2, p.125-130
• Mihiri Gunathilake, Kiyomi Shimmura, Michiko Dozen and Osato Miyawaki. Flavor Retention in Progressive Freeze-Concentration of Coffee Extract and Pear (La France) Juice Flavor Condensate. Food Science and Technology Research, 2014, vol.20, no.3, 547-554
• 宮脇長人. 新しい高品質濃縮法-界面前進凍結濃縮法の開発とその食品新素材への応用. ソフト・ドリンク技術資料. 2014, no.3, p.17-31

タイトルに関連する用語 (6件)： 凍結濃縮 ,  開発 ,  性能評価 ,  界面前進凍結濃縮 ,  高品質 ,  短時間