文献
J-GLOBAL ID:201602287185024562   整理番号:16A0487274

干潟再生に対するリスク・ベネフィット言説:有明海諫早湾干拓潮受け堤防排水門「開門」をケースに

Discourses on ‘Benefits’ and ‘Risks’ of a Tidal Flat Restoration Plan: Early findings from the Isahaya Bay case in Japan
著者 (1件):
資料名:
巻:号:ページ: 3-17  発行年: 2016年03月31日 
JST資料番号: F1146A  ISSN: 2185-4238  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
地域で構築される干潟再生案に対する言説理解の一端を担う為,本稿は有明海諫早湾干拓潮受け堤防排水門「開門」案を例に,2011年に諫早市内及び近郊で行われたインタビューとテキスト調査の結果を紹介する。排水門開門のベネフィットに関しては,海洋環境改善,農業環境改善,観光業への弾み,過去の誤った意思決定の改め,自然共生を学びなおす機会の取得,佳民間の争いの終結が言及された。一方リスクとしては,水害による「生命と財産」の喪失,農業用水喪失,農地塩害,漁業被害,現在の生態系破壊,改善に繋がるか分からない行為により発生する他のリスク享受,税金の無駄遣い,一部の人のための資金使用が挙げられた。一見まとまりなく見える要素も,干潟再生の賛成・反対に関わらず,5つの核となる要素に整理するできることが分かった。それらは,1)「再生行為の意義」,2)「喪失の経験と不安」,3)「公正さの担保」,4)「未来への展望」,そして5)「対立を超える言説(和解の言説)」であった。(著者抄録)
シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

準シソーラス用語:
シソーラス用語/準シソーラス用語
文献のテーマを表すキーワードです。
部分表示の続きはJDreamⅢ(有料)でご覧いただけます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。

分類 (9件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
環境問題  ,  海洋汚濁  ,  情報加工一般  ,  水利用,その他  ,  港湾施設,港湾工事  ,  海岸工学  ,  動植物被害  ,  河川工事  ,  生態系 
引用文献 (41件):
  • 淡路剛久(2006)環境再生とサステイナブルな社会.淡路剛久監修,寺西俊一,西村幸夫編著.地域再生の環境学.東京大学出版会.
  • Blackledge A (2008) Critical Discourse Analysis. The Blackwell Guide to Research Methods in Bilingualism and Multilingualism (eds. Wei L, Moyer M) , Blackwell Publishing.
  • Carruthers P, and Chamberlain A (2000) Evolution and the Human Mind: Modularity, Language and Meta-cognition, Cambridge University Press.
  • 磯田尚子(2010)自然再生とは何か:自然再生推進法の背景と自然再生の考え方,明海大学教養論文集21,55-62.
  • 井上清和(2007)水産庁における干潟再生の取り組み(水産環境保全にとっての干潟再生の意義),海洋,39(9),575-579.
もっと見る

前のページに戻る