抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
近年のスマートフォン等のモバイル情報端末の普及に伴い,対面にいる相手とコミュニケーションをとりつつ,同時に,遠隔にいる相手とも情報端末を介してコミュニケーションをとる人が増えている。このような状況に直面すると,相手に不信感や対話の理解度について疑念を抱く等,対面対話している人に心理的に悪影響を及ぼしていることが明らかになりつつある。先行研究は,研究者が準備した環境下で,当事者たちの心理を主観的に分析しているが,彼らの行動が日常生活の中で実際にどのように変容しているかは明らかになっていない。本研究の目的は,自然な環境下でフィールドスタディを行い,情報端末を用いた遠隔者とのコミュニケーションが,対面にいる人たちのコミュニケーション行動に及ぼす影響を,客観的かつ定量的な分析を通して理解することである。本稿では,フィールドにおいてそのようなコミュニケーション行動を観察し分析する方法について検討する。(著者抄録)