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J-GLOBAL ID：201602288134082200   整理番号：16A1273704

強い連続波レーザ場における非断熱的動力学および付随する誘起光子放出のスペクトログラムでの波束分岐

Nonadiabatic dynamics in intense continuous wave laser fields and real-time observation of the associated wavepacket bifurcation in terms of spectrogram of induced photon emission

著者 (3件)： Mizuno Yuta (Department of Basic Science, Graduate School of Arts and Sciences, The University of Tokyo, Komaba, Tokyo 153-8902, Japan) ,  Arasaki Yasuki (Department of Basic Science, Graduate School of Arts and Sciences, The University of Tokyo, Komaba, Tokyo 153-8902, Japan) ,  Takatsuka Kazuo (Department of Basic Science, Graduate School of Arts and Sciences, The University of Tokyo, Komaba, Tokyo 153-8902, Japan)
資料名： Journal of Chemical Physics  (Journal of Chemical Physics)
巻： 145  号： 18  ページ： 184305-184305-11  発行年： 2016年11月14日 
JST資料番号： C0275A  ISSN： 0021-9606  CODEN： JCPSA6  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： アメリカ合衆国 (USA)  言語： 英語 (EN)

抄録/ポイント： 強い連続波(CW)レーザ場の中に置かれた分子の非断熱領域を通過する量子波束の分岐を直接モニタする理論的原理を提案した。この考えでは,Li⁺F^-およびLiFのようなイオン性および共有結合ポテンシャルエネルギー面の間で非断熱遷移を行う分子からのレーザ駆動光子放出の現象を利用する。この結果の光子放出スペクトルは,CWレーザ場中で非断熱領域が置かれ利用できエネルギー準位にポンプされると,異常であるが特徴的な周波数と強度をもっている。ここで提案した方法は,核波束の動力学と位置に依存する周波数と強度の時間発展を検出するために,この光子放出からの適した時間窓をもつ時間-周波数スペクトログラムを採るように設計されている。本法は,強いCWレーザ場での動力学を調べるために特に設計されており,真空中のフェムト秒化学動力学のための他の技法よりも,範囲はかなり限定されている。以下の動力学の特徴的な様相がスペクトログラム上にマップできる:(1)駆動された振動運動の周期(時間的に閉じ込められた振動状態で,そうでなければ解離的チャネルにあり,その周期および状態は加えたCW駆動レーザに非常に依存する),(2)場でドレスしたポテンシャルエネルギー面上で個々に動き回っている多重核波束の存在,(3)分岐後にイオンおよび共有結合電子状態上で動き回っている核波束の間のコヒーレントな相互作用の時間スケール(いわゆる,非断熱相互作用の理論の言葉でのコヒーレンス時間),その他である。(翻訳著者抄録)

シソーラス用語： *連続レーザ ,  *放射場 ,  *非断熱過程 ,  動力学 ,  放射 ,  *波束 ,  フッ化リチウム ,  ポテンシャルエネルギー面 ,  時間発展 ,  フェムト秒 ,  コヒーレンス
準シソーラス用語： *連続波レーザ ,  *レーザ場 ,  光子放出 ,  コヒーレンス時間

分類 (1件)： 分子と光子の相互作用  (BH06120R)

タイトルに関連する用語 (7件)： 連続波レーザ ,  動力学 ,  誘起 ,  光子放出 ,  スペクトログラム ,  波束 ,  分岐