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J-GLOBAL ID：201602288361593005   整理番号：16A0564146

シロアリ食害を受けた木材に打ち込まれた木ねじ接合部の残存耐力に関する研究

STUDY ON SURVIVAL STRENGTH OF WOOD SCREWED JOINT AFTER TERMITE ATTACK

著者 (6件)： 森拓郎 (京大 生存圏研) ,  田中圭 (大分大 工) ,  毛利悠平 (鬼北町役場) ,  簗瀬佳之 (京大 大学院農学研究科) ,  井上正文 (日本文理大 工) ,  五十田博 (京大 生存圏研)
資料名： 日本建築学会構造系論文集  (Journal of Structural and Construction Engineering (Transactions of AIJ))
号： 725  ページ： 1113-1120  発行年： 2016年07月30日 
JST資料番号： F0393B  ISSN： 1340-4202  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 木造住宅の長期利用と安全性の確保に関連し,シロアリによる食害を受けた木ねじ接合部の残存せん断耐力と劣化診断法を検討した。二種類の木材を使用し松林で食害を進行させた鋼板添え板木ねじ接合部の試験体について,一面剪断試験を実施し,打ち込み深さを用いて降伏耐力を推定した。シロアリによる食害は,トドマツでは辺材側に集中し,オウシュウトウヒでは全体に渡って進行するという樹種による違いが見られた。打ち込み深さが深くなるにしたがって降伏耐力が小さくなる傾向が見られたが,降伏耐力と超音波伝播速度の関係では,食害の進行形態の違いにより,樹種による相関の差が見られた。

シソーラス用語： *食害 ,  木造住宅 ,  *ねじ結合 ,  接合部 ,  トドマツ ,  Picea abies ,  ねじ ,  *木構造 ,  直接剪断試験 ,  超音波速度 ,  残留強度 ,  降伏強さ ,  虫害 ,  木材 ,  耐荷力 ,  樹種 ,  木ねじ ,  シロアリ類 ,  機械的性質 ,  強度 ,  有翅亜綱 ,  無脊椎動物
準シソーラス用語： シロアリ

分類 (2件)： 自然災害  (RA02030M) ,  木構造  (RA04020P)

引用文献 (20件)：

• 1) 財団法人日本建築防災協会:2012年度改訂版 木造住宅の耐震精密診断と補強方法 指針と解説編,pp. 51-53,pp. 90-91, 2012.
• 2) 社団法人日本木材保存協会:実務者のための住宅の腐朽・虫害の診断マニュアル,pp. 98-110,2004.
• 3) 財団法人日本住宅・木材技術センター:木造住宅の耐久設計と維持管理・劣化診断,pp. 105-129,2002.
• 4) 田中俊成:超音波伝播・振動による腐朽したスギ実大材の曲げ強度の非破壊的評価,日本建築学会大会学術講演梗概集 C 構造II,pp. 913-914,1993.
• 5) 野口昌宏,吉村剛,宮澤健二:シロアリ被害を受けた木材の縦及び横圧縮強度,構造工学論文集,Vol. 54B,pp. 171-176,2008.

タイトルに関連する用語 (8件)： シロアリ ,  食害 ,  木材 ,  木ねじ ,  接合部 ,  残存 ,  耐力 ,  研究