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J-GLOBAL ID:201602289409456535   整理番号:16A0537309

生体材料の課題:股関節シミュレータを用いたポリエチレン摩耗の比較

The biomaterials challenge: A comparison of polyethylene wear using a hip joint simulator
著者 (3件):
資料名:
巻: 53  ページ: 40-48  発行年: 2016年01月 
JST資料番号: W2351A  ISSN: 1751-6161  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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股関節置換術は確立された処置であり痛みを緩和し機能を向上させるけれども,摩耗や骨溶解の問題が残されている。これらの問題を解決する目的で高度に架橋されたポリエチレンおよびビタミンEで安定化したポリエチレンが昨年導入された。本研究では,架橋ポリエチレン(XLPE),ビタミンE拡散XLPE(XLPE_VE),および従来の超高分子量ポリエチレン(UHMWPE)でのそれぞれの寛骨臼カップのin vitro摩耗挙動を比較した。ウシ胎児血清を潤滑剤とし股関節シミュレータを用いて200万回動作させ,試験した。120万回と200万回でXLPEとUHMWPEの質量損失の間でのみ統計的に有意な差が見られたものの,質量損失がUHMWPE>XLPE_VE>XLPEの順で低下することが分かった。非破壊マイクロRaman分光法による調査で,対照の未摩耗関節カップの結晶形態と比較して質量損失データを説明した。この技術により,3組のカップについて異なる摩耗挙動が明らかになった。摩耗試験により,UHMWPEにおいてストレス誘発性の結晶が形成され,第三相(αb)の減少とともにアモルファス相(αa)と斜方晶相(αo)がともに増加し,摩耗時に減少した。また,統計学的にαoaおよびαbの含量に有意な変化は検出されなかったがXLPEとXLPE_VEについて観察された傾向と逆に,オルト-トランス含量は増加したが,全トランス含有量は減少した。XLPE_VE試料は機械的ストレスに対する微細形態分光マーカの変化が最も少なかったが,これはおそらく初期非晶質含量が比較的低いためだろう。Copyright 2016 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (3件):
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医用素材  ,  運動器系の基礎医学  ,  固体の機械的性質一般 
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