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J-GLOBAL ID:201602289876454636   整理番号:16A1369943

キプロス島のOstreopsis sp.の分子的,化学的,及び生態毒性学的調査:4つの新規オバトキシンのLC-HRMS/MSによる構造学的知見

Chemical, molecular, and eco-toxicological investigation of Ostreopsis sp. from Cyprus Island: structural insights into four new ovatoxins by LC-HRMS/MS
著者 (12件):
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巻: 408  号:ページ: 915-932  発行年: 2016年01月 
JST資料番号: E0425B  ISSN: 1618-2642  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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オストレオプシス属(主に,O.cf.ovata,ときには,O.cf.siamensis)の底生渦鞭藻類の花は,知られている最強の海産毒の中に掲載されているパリトキシン様化合物の産生に起因して地中海地域のヒトへの重大な懸念を意味する。本研究で,キプロス島のOstreopsis sp.の6種の菌株が,分子的,化学的,及び生態毒性学的方法に基づく統合法によって分析された。Cypriot Ostreopsis sp.が,O.cf.ovataとO.cf.siamensis異なり,大西洋/地中海Ostreopsis spp.クレードに属することが見い出された。毒素プロファイルにいくつかの変動が生じ,3つの菌株が,オバトキシン-a(OVTX-a),OVTX-d,OVTX-e,及び同重体パリトキシンを産生し,これらはO.cf.ovata中にしか見い出されておらず,他の3つの菌株は,新たなパリトキシン様化合物のみを産生し,筆者らは,これらをオバトキシン-i,オバトキシン-j1,オバトキシン-j2,及びオバトキシン-kと名付ける。新たなオバトキシンは,オバトキシン-aと同じ炭素骨格を有し,追加のC2H2O2構造基とC49-C49の領域の不飽和で主に異なる。構造上の他の小さな差異が,(OVTX-j1とOVTX-k中の)C44の水酸基の存在,及び(OVTX-iとOVTX-j1中の)C53-C78の領域での水酸基の欠如を含めて見い出された。分析されたOstreopsis sp.の菌株の毒素の含量は,0.06-2.8 pg cell-1であり,同じ条件下で培養したLigurian O.cf.ovata菌株の毒素よりも明らかに低い。したがって,Artemia salina naupliiの生態毒性学試験は,Ostreopsis sp.がO.cf.ovataと比べて非常に低い毒素を示すことを実証する。これらのデータの全体が,キプロス島のOstreopsis sp.がヒトに対して比較的低いリスクを示すことを示唆する。Copyright 2015 Springer-Verlag Berlin Heidelberg Translated from English into Japanese by JST.
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動物起原の毒性  ,  微生物起原の毒性 
引用文献 (42件):

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