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J-GLOBAL ID：201602290412582041   整理番号：16A1107065

遷移金属触媒分野:高効率分子変換を達成する触媒システムの開発

著者 (1件)： 浜坂剛 (自然科学研究機構 分子科研)
資料名： 化学と教育  (Chemistry & Education)
巻： 64  号： 10  ページ： 484-487  発行年： 2016年10月20日 
JST資料番号： G0942A  ISSN： 0386-2151  CODEN： KAKYEY  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 解説  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 遷移金属触媒反応の発展に伴い,それまで困難であった合成が容易となり,多くの有用化合物が産み出されてきた。しかしながら,これらの工程ではしばしば多量の希少金属が必要であり,製品中への混入や資源枯渇などの問題がある。もし,使用する金属量を極限まで減量できれば,これらの問題を解決するための一つの答えとなり得る。本稿では,錯体やナノ粒子のパラジウム触媒を用いた炭素-炭素結合形成反応において,金属使用量の低減を目指した,高効率分子変換触媒システムの設計・開発について紹介する。(著者抄録)

シソーラス用語： *パラジウム触媒 ,  *C-C結合 ,  Heck反応 ,  *交差カップリング反応 ,  Suzuki反応 ,  反応機構 ,  有機パラジウム化合物 ,  配位子 ,  アリール化 ,  *担持触媒 ,  触媒担体 ,  触媒活性 ,  パラジウム錯体
準シソーラス用語： *C-C結合形成 ,  Mizoroki-Heck反応 ,  Negishi反応 ,  Suzuki-Miyaura反応 ,  ハサミ型配位子 ,  パラダサイクル

分類 (3件)： 貴金属触媒  (CB06122I) ,  付加反応,脱離反応  (CF02030M) ,  白金族元素の錯体  (CE01100E)

引用文献 (8件)：

• 実践プロセス化学, 日本プロセス化学会 編, 化学同人, 2013.
• C. Torborg, M. Beller, Adv. Synth. Catal. 2009, 351, 3027.
• V. Farina, Adv. Synth. Catal. 2004, 346, 1553.
• K. Takenaka, Y. Uozumi, Adv. Synth. Catal. 2004, 346, 1693.
• G. Hamasaka, F. Sakurai, Y. Uozumi, Chem. Commun. 2015, 51, 3886.

タイトルに関連する用語 (5件)： 遷移金属触媒 ,  高効率 ,  分子 ,  触媒 ,  開発