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J-GLOBAL ID:201602290473693281   整理番号:16A0647579

-草地動態研究による成果と今後のあり方-山地放牧研究拠点における牧草地の長期植生調査の重要性

著者 (1件):
資料名:
巻: 62  号:ページ: 91-94  発行年: 2016年07月15日 
JST資料番号: Y0119B  ISSN: 0447-5933  CODEN: NSGIDM  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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山地放牧研究拠点は,草地動態研究で牧草地として継続して行われている唯一の事例である。1969年にオーチャードグラス,ペレニアルライグラス,アカクローバ,シロクローバ,が播種され,1971年に若干のケンタッキーブルーグラスが播種されて,1972年から調査が開始された。調査放牧地では輪換放牧が行われ,谷部と急斜面を含む西調査地と緩傾斜地からなる東調査地がある。開始当初は,オーチャードグラスの優占草地であったが7年目から漸減し,ケンタッキーブルーグラスが漸増して14年目に優占種となった。アカクローバは5年で,ペレニアルライグラスは13年でほぼ無くなった。シロクローバは,増減を繰り返した。調査開始12年頃から,種子を播種していないチモシーとトールフェスクが出現・定着した。また,東西の傾斜の違いによっても優占種の交代速度の違いが見られた。これは,糞によって種子が散布されるケンタッキーブルーグラスは,休息地となる緩斜面でまず定着した。急傾斜地では牛道の形成がおこり,常に攪乱されるため種多様性が高く,安定している緩傾斜地では種多様性が低かった。糞の分布の偏りが土壌養分に蓄積に影響し,草地の傾斜度と密接に関係するため,傾斜度12度以下,12度から16度,16度以上の3段階に分け,施肥や草地保全対策を工夫する草地管理法を確立し,肥料の撒き分けによる草地管理の低コスト化につながった。
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分類 (2件):
分類
JSTが定めた文献の分類名称とコードです
飼料作物,草地  ,  植物生態学 

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