抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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ダイナミック式氷蓄熱システムにおいて安定した製氷運転を行うには,氷蓄熱槽から汲み上げる冷水を0.5°Cまで加熱して,冷水中に含まれる微小な氷の粒子(以降,氷核とする)を融解し完全に取り除く必要がある。従来方式の場合,氷核を融解するために必要な加熱量(以降,氷核融解熱量とする)は,冷却全体熱量の20%の損失となり,システム効率を低下させる最大の要因となっている。氷核融解加熱量を低減できれば,システム効率が向上し,省エネルギー化を実現できる。本論文では,凍結データの統計と凍結原因となる氷核が発生し,過冷却熱交換器に至るまでの挙動および氷核形状変化の推移を調べ,氷核融解熱量を最少にする運転手法を提示した。その結果,従来の氷核融解方式に対し,熱損失を60%以上削減できることを確認した。(著者抄録)