抄録/ポイント:
抄録/ポイント
文献の概要を数百字程度の日本語でまとめたものです。
部分表示の続きは、JDreamⅢ(有料)でご覧頂けます。
J-GLOBALでは書誌(タイトル、著者名等)登載から半年以上経過後に表示されますが、医療系文献の場合はMyJ-GLOBALでのログインが必要です。
Poincareゲージ理論のラグランジアンは,真空期待値を持つ可能性がある。宮本ら(S. Miyamoto,et al. Progr Theor Phys 66(1981),481)は,自由場近似で,すなわち,Lorentzゲージ場のみの線形近似で運動方程式を扱い,伝播するモードとそのエネルギーを調べた結果,そのモードが正のエネルギーを持つ条件を得て,さらに,パラメータ条件,伝播モード,対称性の破れに関する可能な理論のリスト(9ケース)を作成しているが,これらの研究は,自明な真空からの励起を扱うものであり,自明でない真空を持つ場合,再考する必要がある。自由場近似で,Lorentzゲージ場のベクトル,軸ベクトル成分の真空期待値を調べ,場の成分がゼロでない真空期待値を持つための条件を求めた。宮本らの可能な理論のリスト(9ケース)のうち,3ケースにおいて,非自明の真空を持つことを示した。