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J-GLOBAL ID:201602290936087443   整理番号:16A1142456

リン化ニッケル触媒を使用した熱分解バイオオイルのアップグレード

Upgrading of pyrolysis bio-oil using nickel phosphide catalysts
著者 (9件):
資料名:
巻: 333  ページ: 115-126  発行年: 2016年01月 
JST資料番号: H0480A  ISSN: 0021-9517  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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熱分解バイオオイルは,液体燃料の期待できる源であるが,過剰酸素除去及び満足な燃料オイルを製造するアップグレードを必要とする。リン化ニッケルは,バイオオイルモデル化合物の水素化脱酸素(HDO)用活性組成であることが分かった。この研究では,リン化ニッケル触媒を,スギチップ由来実際の熱分解バイオオイルの直接アップグレード用に使用した。HDO用非晶質SiO2担体に沈着したNi2Pの活性を,350°Cの熱分解オイル処理の温度で,モデル化合物,2-メチルテトラヒドロフラン(2-MTHF)を使用して始めて検証した。Ni2P/SiO2触媒は,低分解活性で大気圧水素下2-MTHF水素化脱酸素用高活性を示した。迅速熱分解及び触媒アップグレードを,0.06MPaの水素分圧で,0.1MPaで運転する流動床熱分解器及び流動床触媒反応器から成る実験室スケール,2段階システムを使用して連続的に行った。Ni2P/SiO2触媒はバイオマス熱分解蒸気アップグレード及び減少酸素含量を有する精製バイオオイル製造に中程度に効果的であることが分かった。バイオオイルの中程度脱酸素を,元素分析,Fourier変換イオンサイクロトロン共鳴質量分光(FT-ICR MS)分析により確認した。ガスクロマトグラフィーマススペクトロメトリー(GC-MS)分析は,処理バイオオイルが主にフェノール化合物から成ることを示した。そしてアップグレード前後のMSスペクトルは,アップグレード中に水素化脱酸素,水素化,脱カルボニル,加水分解を含む反応が起こっていることを示した。さらに,ZSM-5に担持したNi2Pは,SiO2に担持したNi2Pよりも,オイル収率の一層少ない減少でバイオオイル中酸素を除去した。リン化ニッケル触媒の脱酸素活性は,Ni/SiO2,Pd/C,FCC触媒のような通常の触媒のそれよりも高かった。Copyright 2016 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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