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J-GLOBAL ID:201602290978915442   整理番号:16A0841082

残響と雑音環境における日本人聴取者によるアメリカ英語の子音の誤認識パターン

Misperception patterns of American English consonants by Japanese listeners in reverberant and noisy environments
著者 (1件):
資料名:
巻: 79  ページ: 74-87  発行年: 2016年05月 
JST資料番号: W1590A  ISSN: 0167-6393  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: オランダ (NLD)  言語: 英語 (EN)
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悪い聴取環境における非母国語音声の認識は,熟練した聴取者にとっても困難である。聴取環境と非母国語言語習熟度の関係を考察するために,静かな環境,3種の残響(RT=0.78s,1.12s,1.43s)環境,そして,複数話者+残響環境における同定実験を実施した。本論文では,(1)静かな環境と悪い環境における母音間の英語子音の日本人と英語母国語の人の同定能力,(2)日本人聴取者の同定率と,TOEICスコア,英語獲得の開始年齢,英語を話す国での滞在期間の相関,を解明することを目的とした。得られた結果から,(1)英語母国語の聴視者は,日本人が正確に特定するのが難しい11個の子音に対して遥かに高い全体的な同定率を達成する,(2)同定率と,TOEICスコアやLORにより測定した英語の習熟度の間には正の相関が存在する,ことを示した。誤認識パターンの分析により,背景擾乱が増すに連れ,習熟した聴取者の誤認識パターンは低い習熟度の聴取者のパターンに類似するようになることが明らかになった。英語母国語の聴取者がRT=1.12sにおいて”g”を誤認識する例と同じように,高い習熟度を有する日本人はいくつかの子音でじような誤認識をする。背景擾乱が増すにつれ同定精度が落ちる事実は,人のL1とL2習熟度が会話認識にどのように影響するかの解明に洞察を与えることとなった。Copyright 2017 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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音声処理  ,  自然語処理 

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