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J-GLOBAL ID：201602291288062740   整理番号：16A0457955

ドイツの樹木葬墓地にみる新たな森林利用

A Study on Woodland Burials as a New Forest Use in Germany

著者 (1件)： 上田裕文 (札幌市大 デザイン)
資料名： ランドスケープ研究  (日本造園学会誌)
巻： 79  号： 5  ページ： 537-540  発行年： 2016年03月31日 
JST資料番号： F0408A  ISSN： 1340-8984  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： 樹木葬墓地に関し,ドイツの現状を把握し日本と比較考察することで,墓地形態と自然管理の可能性について検討した。ドイツの樹木葬墓地は森林そのものを墓地とし,森林の公益機能の一部として埋葬に利用するものである。日本では墓石に代るものとして樹木を提供したもので,自然環境の管理意識は無い。ドイツの墓地は老齢の混交林であることが共通しており,日本は多様な樹木を利用し,自然環境の保全には至らない。ドイツの樹木葬墓地は地方自治体が管理責任を持ち,景観維持にも役立つものである。

シソーラス用語： ドイツ連邦共和国 ,  *樹木 ,  *墓地 ,  *森林計画 ,  日本 ,  石材 ,  自然環境 ,  *環境保全 ,  公益事業 ,  混交林 ,  自然景観 ,  墓石 ,  森林管理
準シソーラス用語： *樹木葬 ,  森林利用

分類 (1件)： 森林保育  (FF03040H)

引用文献 (31件)：

• 1) 槙村久子(2013):お墓の社会学-社会が変わるとお墓も変わる:晃洋書房,pp228
• 2) 森謙二(2000):墓と葬送の現在-祖先祭祀から葬送の自由へ:東京堂出版,pp325
• 3) 金亮希・永田信(2008):新たな墓地形態としての樹木葬墓地の現状と今後の課題:林業経済,60(10),2-7
• 4) 武田史朗(2005):英国における自然葬地運動とその制度的枠組みの発生および発展プロセス68(5),809-812
• 5) 北村昌美(1995):森林と日本人-森の心に迫る:小学館,pp413

タイトルに関連する用語 (4件)： ドイツ ,  樹木 ,  墓地 ,  森林利用