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J-GLOBAL ID：201602291660850264   整理番号：16A1068585

カキ果実におけるへたを経由した放射性セシウム-137の移行

著者 (6件)： 関澤春仁 (福島県農業総合センター) ,  佐藤真理 (福島県農業総合センター) ,  相原隆志 (福島県農業総合センター会津地域研究所) ,  村上敏文 (農研機構東北農業研究センター福島研究拠点) ,  八戸真弓 (農研機構食品総合研究所) ,  濱松潮香 (農研機構食品総合研究所)
資料名： RADIOISOTOPES (Web)  (RADIOISOTOPES (Web))
巻： 65  号： 3  ページ： 129-135(J-STAGE)  発行年： 2016年 
JST資料番号： U0780A  ISSN： 1884-4111  資料種別： 逐次刊行物 (A)
記事区分： 原著論文  発行国： 日本 (JPN)  言語： 日本語 (JA)

抄録/ポイント： カキのへたを経由した放射性セシウムの移行を明らかにするため,生育中のカキのへたに可溶性の¹³⁷Csを含む水を添加し,収穫した果実の¹³⁷Csを測定した。その結果,¹³⁷Csを含む水を処理した果実の果肉中の¹³⁷Cs濃度は無処理区よりも高く,また,生育前半期に果実内へ移行した¹³⁷Csは,収穫期まで果実内に維持されていたことが明らかとなった。これらの結果から,生育期間中にへたに付着した可溶性の¹³⁷Csは果実内に移行し蓄積することが示唆された。(著者抄録)

シソーラス用語： *カキ ,  果実【器官】 ,  セシウム同位体 ,  放射性同位体 ,  *セシウム137 ,  生体内蓄積 ,  生体吸収 ,  成長段階 ,  放射能汚染 ,  乾燥果実 ,  セシウム放射性同位体 ,  干し柿
準シソーラス用語： 放射性セシウム ,  あんぽ柿

著者キーワード (12件)： calyx ,  caesium-137 ,  dried persimmon ,  fruit ,  Japanese persimmon ,  translocation ,  calyx ,  caesium-137 ,  dried persimmon ,  fruit ,  Japanese persimmon ,  translocation

分類 (2件)： 植物での代謝と蓄積  (EK03030K) ,  果樹  (FC03042G)

引用文献 (18件)：

• 1) 農林水産省,平成22年産特産果樹生産動態等調査,干し柿生産出荷実績調査(2012)
• 2) 関澤春仁,山下慎司,丹治克男,農産物の加工と放射性セシウムの動態,福島県農業総合センター研究報告 放射性物質対策特集号,118-121(2012)
• 3) 八戸真弓,濱松潮香,川本伸一,国内農畜産物の放射性セシウム汚染の年次推移と加工・調理での放射性セシウム動態研究の現状,日本食品科学工学会誌,62, 1-26(2015)
• 4) 福島県あんぽ柿産地振興協会,平成25年度産あんぽ柿の放射性物質検査情報(2014)
• 5) 福島県あんぽ柿産地振興協会,平成26年度産あんぽ柿の放射性物質検査情報(2015)

タイトルに関連する用語 (4件)： カキ ,  果実 ,  放射性セシウム ,  移行