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J-GLOBAL ID:201602291890627286   整理番号:16A0441120

シリマリンは酸化ストレスを改善し,炎症応答を低減することで拘束ストレス誘発急性肝障害を予防する

Silymarin Prevents Restraint Stress-Induced Acute Liver Injury by Ameliorating Oxidative Stress and Reducing Inflammatory Response
著者 (6件):
資料名:
巻: 21  号:ページ: WEB ONLY  発行年: 2016年04月 
JST資料番号: U7014A  ISSN: 1420-3049  CODEN: MOLEFW  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: スイス (CHE)  言語: 英語 (EN)
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シリマリンはマリアアザミ,Silybum marianumから抽出されるフラボノイドである。それは種々の化学物質または毒素により誘発される肝障害を予防することが報告されている。最近の研究は,シルマリンが肝臓の抗酸化能の増加に結果として寄与するかもしれない,システインの可用性を増加させることでグルタチオンの肝臓合成を誘導することを示唆した。本研究では,拘束ストレス誘発急性肝障害に対するシルマリンの効果を検討した。シルマリン(100mg/kg)を12時間ごとにBALB/cマウスに経口投与した(総計で3回)。最終投与後,マウスを6時間,拘束ストレスの対象とし,アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼとアラニンアミノトランスフェラーゼの血清中濃度と脂質過酸化の肝臓レベルを測定した。メチオニン,S-アデノシルメチオニン,システイン,グルタチオンのような硫黄含有代謝産物の濃度も測定した。肝臓と血清の炎症メディエータの濃度を測定した。シルマリンの効果の機序を検討するために,Jun N末端キナーゼ(JNK)活性化とアポトーシスシグナル伝達を評価した。拘束ストレスは重度の酸化ストレスを誘導し,炎症性メディエータのmRNAレベルを増加させた;拘束ストレスの両効果はシルマリンにより有意に阻害された。さらに,シルマリンの投与はJNK活性化とその後のアポトーシスシグナル伝達の遮断により,拘束ストレス誘発急性肝障害を有意に予防した。結論として,これらの結果は,シルマリンによる拘束誘発肝障害の阻害が,少なくとも部分的には,その抗酸化活性と,炎症応答を抑制するその能力によることを示唆する。(翻訳著者抄録)
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分類 (2件):
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消化器作用薬の基礎研究  ,  生薬の薬理の基礎研究 
物質索引 (1件):
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