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J-GLOBAL ID:201602292147115225   整理番号:16A1186586

高食事脂肪によるWistarラットの肥満と非肥満Goto-Kakizakiラットの2型糖尿病はレチノール結合蛋白質4発現とビタミンA代謝に特異的に影響する

High dietary fat-induced obesity in Wistar rats and type 2 diabetes in nonobese Goto-Kakizaki rats differentially affect retinol binding protein 4 expression and vitamin A metabolism
著者 (10件):
資料名:
巻: 36  号:ページ: 262-270  発行年: 2016年03月 
JST資料番号: E0636B  ISSN: 0271-5317  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: アメリカ合衆国 (USA)  言語: 英語 (EN)
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肥満は2型糖尿病の主危険因子で主にインスリン抵抗性により発症する。レチノール結合蛋白質4(RBP4)は血清中レチノールの唯一の特異的輸送蛋白質である。RBP4濃度は糖尿病状態と高脂肪条件で増加することから,レチノール代謝はこれらの条件の影響を受けると考えられる。しかし,糖尿病と高脂肪による肥満がレチノール代謝に与える正確な影響は不明である。本研究では食餌性肥満および2型糖尿病(Goto-Kakizaki[GK]ラット)ラットモデルのレチノール代謝物濃度の差を検討した。4週齢雄WistarおよびGKラットに対照食(AIN-93G)または高脂肪食(HFD,40%脂肪kJ)のいずれかを与えた。給餌15週間後にGKラットの血清RBP4濃度は2倍に増加したが,HFD給餌ラットでは増加しなかった。HFD給餌ラットの肝臓レチノール濃度は対照の約50%であった(P<.01)。対照的に,GKラットの腎臓レチノール濃度は70%増加した(P<.01)。しかし,レチノイン酸依存的に誘導される腎臓RARβ発現はGKラットで90%ダウンレギュレートした(P<.01)。結論として,糖尿病と肥満はレチノール代謝に別々にに影響し,その影響は末梢組織によって異なっていた。HFDの効果はレチニルパルミタートとして肝臓に貯蔵されるビタミンAに限定されると考えられた。これらの結果から,腎臓レチノイン酸生成は2型糖尿病治療の重要な標的であると考えられた。Copyright 2016 Elsevier B.V., Amsterdam. All rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
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JSTが定めた文献の分類名称とコードです
代謝異常・栄養性疾患一般  ,  ビタミンA 

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