抄録/ポイント:
抄録/ポイント
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最近,サービスの重要性が高まり,サービスデザインに対する注目と期待は増してきている。本稿では,サービスデザインの基礎,革新性を概観し,その問題点を社会科学の理論的視座から指摘した。批判的な論調とはなっているが,決してこれまでのサービスデザインを否定するものではない。むしろ,その可能性を信じ,実践と理論の協業がさらなるサービスデザインの発展につながることを期待して議論した。具体的には,これまで利用者やステークホルダーがデザインされた,あるいはされる対象を客体として観照し体験しているという主観性の概念に依拠するのではなく,これらの人々が自分の理解をどのように示しあうかという相互主観性の水準で議論することで,従来のデザイン方法論と比較したときのサービスデザインの独自性を明確にした。