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J-GLOBAL ID:201602293412356855   整理番号:16A1168977

8-プレニルケルセチンの抗炎症効果および分子機構

Anti-inflammatory effects and molecular mechanisms of 8-prenyl quercetin
著者 (7件):
資料名:
巻: 60  号:ページ: 1020-1032  発行年: 2016年05月 
JST資料番号: H0535A  ISSN: 1613-4125  CODEN: MNFRCV  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 原著論文  発行国: ドイツ (DEU)  言語: 英語 (EN)
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8-プレニルケルセチン(PQ)は,植物性食物に分布している代表的なプレニルフラボノイドである。それは,機構が十分に理解されていないが,その親のケルセチン(Q)よりも高い能力の生物活性を示す。本研究は,細胞および動物モデルで,Qと比較し,PQの抗炎症効果および分子機構を解明することを目的とする。RAW264.7細胞をPQまたはQで処理し,誘導型一酸化窒素合成酵素(iNOS),シクロオキシゲナーゼ-2(COX-2),およびプロテイキナーゼの産生に及ぼす影響をウエスタンブロット法で検討した。一酸化窒素合およびプロスタグランジンE2(PGE2)を,それぞれグリース法およびELISA法で測定した。サイトカインは,マルチプレックステクノロジーによって測定した。マウスの足蹠浮腫を,LPSで誘発した。その結果,PQは,iNOS,COX-2,NO,PGE2,および12種類のサイトカインの産生に対して,Qよりも強く抑制することが明らかとなった。PQは,また,マウス足蹠浮腫を軽減することにより,インビボで抗炎症作用を示した。分子データから,PQは,Toll-様受容体4への結合にLPSと拮抗することはないが,直接的にSEK1-JNK1/2(ここで,SEKは,ストレス-活性化プロテインキナーゼであり,JNK1/2は,Jun-N末端キナーゼ1/2である)およびMEK1-ERK1/2(ここで,ERKは,細胞外シグナル調節キナーゼである)を標的にした。以上,潜在的インヒビターとしてのPQは,少なくともSEK1-JNK1/2およびMEK1-ERK1/2を標的にすることで,細胞と動物モデル両者で抗炎症効果を示す。Copyright 2017 Wiley Publishing Japan K.K. All Rights reserved. Translated from English into Japanese by JST.
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分類 (2件):
分類
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ピランの縮合誘導体  ,  消炎薬の基礎研究 
タイトルに関連する用語 (2件):
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