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J-GLOBAL ID:201602298572069228   整理番号:16A0410214

社会インフラを守る新たな画像処理技術-鉄道・道路・電力設備での保守点検の高度化に向けて-5 発電設備の異常診断への画像処理の活用

著者 (1件):
資料名:
巻: 136  号:ページ: 289-292,271  発行年: 2016年05月01日 
JST資料番号: F0011A  ISSN: 1340-5551  CODEN: DGZAAW  資料種別: 逐次刊行物 (A)
記事区分: 解説  発行国: 日本 (JPN)  言語: 日本語 (JA)
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発電設備の状態監視保全のための,画像処理を活用した異常診断技術を紹介した。電力や交通などの社会インフラ設備の予防保全において,保守コスト削減の観点から,従来の時間計画保全にかわって状態監視保全への移行が求められている。そのキーとなるのが多次元時系列センサ信号に基づく異常検知技術であり,カメラをセンサとした画像処理技術が用いられている。この異常検知技術で一般的なのは閾値判定法であるが,様々な変動要因により適正な数値設定が難しい。そこで,本稿では,局所部分空間法(LSC)に基づく機械学習を,カメラだけではなく他のセンサ信号にも同列に適用し,異常予兆を検知する方法について説明した。さらに,この手法を小型発電設備に適用した事例,および学習データのクラスタリングに基づきLSCを高速化した高速局所部分空間法(FLSC)の開発についても紹介した。
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分類 (1件):
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発電一般 
引用文献 (6件):
  • (1) 香川敏昌・平井雅人・小山茂則・豊田佳克:「生産支援のための故障診断システムの開発」,徳島県立工業技術センタ研究報告,Vol. 14, pp. 9-14 (2005)
  • (2) 朝倉敬喜・落合勝博:「大量のセンサデータ分析による設備故障予兆検知」,画像応用技術専門委員会研究会報告, Vol. 29, No. 4, pp. 23-24 (2014)
  • (3) S. Wegerich : “Similarity Based Modeling of Time Synchronous Averaged Vibration Signals for Machinery Health Monitoring”, 2004 IEEE Aerospace Conference, Vol. 7, pp. 3654-3662 (2004)
  • (4) 渋谷久恵・前田俊二:「運転パターン情報を利用した異常検知技術」,電学論C,Vol. 133, No. 10, pp. 1998-2006 (2013)
  • (5) 渋谷久恵・前田俊二:「二次元分布密度に基づく設備の異常関連センサ特定技術」,電学論C,Vol. 135, No. 6, pp. 611-618 (2015)
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