特許
J-GLOBAL ID:201603000530168051

心臓矯正ネットの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 名古屋国際特許業務法人
公報種別:特許公報
出願番号(国際出願番号):特願2012-053366
公開番号(公開出願番号):特開2013-183995
特許番号:特許第6001280号
出願日: 2012年03月09日
公開日(公表日): 2013年09月19日
請求項(抜粋):
【請求項1】 心臓の外側に装着されることにより、前記心臓が過剰に拡張するのを抑制する心臓矯正ネットの製造方法であって、 前記心臓の心尖部と心基部とを結ぶ方向を層方向として、断層撮影装置により、前記層方向に間隔を空けた複数箇所で、前記心臓の前記層方向に交差する断面の断面画像を撮影する第一工程と、 前記第一工程において撮影された複数の前記断面画像それぞれから、前記心臓の輪郭線を抽出する第二工程と、 前記第二工程において抽出される複数の前記輪郭線をもとに再構成した三次元形状を対象に、前記心臓の前記層方向に交差する断面における輪郭線に沿った方向を周方向として、前記輪郭線上で前記周方向に間隔を空けた複数箇所に分割点を設定する第三工程と、 前記第三の工程において設定された前記分割点に基づいて、前記心臓の三次元的な外面形状を、前記心臓の表面に沿って複数の分割点間を結ぶ分割線で囲まれた複数の分割領域に分割するとともに、各分割領域間が一部で切り裂かれることは許容しつつ、各分割領域の概略形状を維持したまま各分割領域を二次元平面上に展開して、当該展開後の前記二次元平面上における前記分割点の位置情報を含む展開データを作成する第四工程と、 前記第四工程において作成された展開データに基づいて、コンピュータ制御編み機で前記心臓矯正ネットを編成する際に必要となる型紙データを作成する第五工程と、 前記第五工程において作成された型紙データに基づいて、前記コンピュータ制御編み機で前記心臓矯正ネットを編成する第六工程と を含み、 前記第四工程においては、 「前記周方向に沿って隣り合う位置にある前記分割点間を結ぶ線分」を周方向線分、「隣り合う位置にある前記輪郭線間において最寄りの位置関係にある前記分割点間を結ぶ線分」及び「心尖部の先端点と最も心尖部側にある前記輪郭線上の前記分割点との間を結ぶ線分」を層方向線分、「四つの前記分割点を頂点として二つの前記周方向線分と二つの前記層方向線分とを四辺とする四辺形の領域」及び「二つの前記分割点と一つの前記先端点を頂点として一つの前記周方向線分と二つの前記層方向線分とを三辺とする三角形の領域」を前記分割領域として、 前記分割領域を前記二次元平面上に展開する際、前記四辺形の前記分割領域については等脚台形の前記分割領域として前記二次元平面上に展開する一方、前記三角形の前記分割領域については二等辺三角形の前記分割領域として前記二次元平面上に展開しており、 しかも、前記等脚台形の前記分割領域は、各周方向線分が前記二次元平面の横軸に平行で、各周方向線分の長さが展開前の前記周方向線分と同一とされ、かつ、前記等脚台形の高さが展開前の前記層方向線分の長さの平均値とされる一方、前記二等辺三角形の前記分割領域は、前記周方向線分が前記二次元平面の横軸に平行で、前記周方向線分の長さが展開前の前記周方向線分と同一とされ、かつ、前記二等辺三角形の高さが展開前の前記層方向線分の長さの平均値とされている ことを特徴とする心臓矯正ネットの製造方法。
IPC (2件):
A61F 2/02 ( 200 6.01) ,  A61B 17/12 ( 200 6.01)
FI (2件):
A61F 2/02 ,  A61B 17/12
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 心臓拡張終期体積の調整用デバイス
    公報種別:公表公報   出願番号:特願2010-520154   出願人:ザテキサスエーアンドエムユニヴァーシティーシステム, コーイノーヴァインコーポレイテッド

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