特許
J-GLOBAL ID:201603000756338600

組換えボルデテラ株

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (11件): 清水 初志 ,  春名 雅夫 ,  山口 裕孝 ,  刑部 俊 ,  井上 隆一 ,  佐藤 利光 ,  新見 浩一 ,  小林 智彦 ,  大関 雅人 ,  五十嵐 義弘 ,  川本 和弥
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2015-537248
公開番号(公開出願番号):特表2015-536134
出願日: 2013年10月17日
公開日(公表日): 2015年12月21日
要約:
本発明は、変異型百日咳毒素(ptx)遺伝子および異種ampG遺伝子を含み、繊維状赤血球凝集素(FHA)のN末端断片と、FHAとは異なる異種のエピトープまたは抗原性タンパク質またはタンパク質断片とを含むハイブリッドタンパク質を発現し、ネイティブFHAタンパク質をコードする遺伝子が不活化されている、遺伝学的に弱毒化された百日咳菌株に関する。本発明は、全身感染または粘膜感染、例えば、上気道もしくは下気道の感染の原因となる病原体に対する免疫応答を誘発することを目的とした、上記定義の百日咳菌株を含む、粘膜感染性疾患または全身感染性疾患の処置のための弱毒生ワクチンをさらに提供する。本発明は、変異型百日咳毒素(ptx)遺伝子および異種ampG遺伝子を含み、繊維状赤血球凝集素(FHA)のN末端断片と、FHAとは異なる異種のエピトープまたは抗原性タンパク質またはタンパク質断片とを含むハイブリッドタンパク質を発現し、ネイティブFHAタンパク質をコードする遺伝子が不活化されている、遺伝学的に弱毒化された百日咳菌株を、適切な媒体内に含むワクチンの有効量を、哺乳動物へ投与する工程を含む、哺乳動物における感染性疾患の予防の方法にも関する。本発明は、ボルデテラ組換えベクターに基づくワクチンを投与する工程を含む、哺乳動物において病原体に対する免疫応答を増強する方法を提供する。本法において、ボルデテラは、繊維状赤血球凝集素(FHA)のN末端断片と、免疫応答が求められる病原体の異種のエピトープまたは抗原性タンパク質またはタンパク質断片とを含む融合タンパク質を発現し、組換え株において、ネイティブFHAタンパク質をコードする遺伝子は不活化されている。
請求項(抜粋):
変異型百日咳毒素(ptx)遺伝子および異種ampG遺伝子を含み、繊維状赤血球凝集素(FHA)のN末端断片と、FHAとは異なる異種のエピトープまたは抗原性タンパク質またはタンパク質断片とを含むハイブリッドタンパク質を発現し、ネイティブFHAタンパク質をコードする遺伝子が不活化されている、遺伝学的に弱毒化された百日咳菌(Bordetella pertussis)株。
IPC (5件):
C12N 1/20 ,  A61K 39/10 ,  A61P 37/08 ,  A61P 11/06 ,  C12N 15/09
FI (5件):
C12N1/20 E ,  A61K39/10 ,  A61P37/08 ,  A61P11/06 ,  C12N15/00 A
Fターム (31件):
4B024AA01 ,  4B024BA31 ,  4B024BA80 ,  4B024CA07 ,  4B024DA05 ,  4B024EA04 ,  4B024GA11 ,  4B024GA25 ,  4B024HA01 ,  4B065AA01X ,  4B065AA01Y ,  4B065AB01 ,  4B065AC20 ,  4B065BA02 ,  4B065BA16 ,  4B065CA45 ,  4C085AA03 ,  4C085BA17 ,  4C085BB16 ,  4C085CC07 ,  4C085DD62 ,  4C085EE01 ,  4C085GG10 ,  4H045AA10 ,  4H045AA20 ,  4H045AA30 ,  4H045BA41 ,  4H045CA11 ,  4H045DA86 ,  4H045EA31 ,  4H045FA74
引用文献:
審査官引用 (3件)
  • VACCINE, 20110514, V29 N33, P5502-5511
  • Infection and Immunity
  • VACCINE, 20011212, V20 N5-6, P926-933

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