特許
J-GLOBAL ID:201603001171113668

細胞内分析のためのナノピペット装置および方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (3件): 杉村 憲司 ,  山口 雄輔 ,  瀬沼 宗一郎
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2016-501941
公開番号(公開出願番号):特表2016-512436
出願日: 2014年03月13日
公開日(公表日): 2016年04月28日
要約:
本明細書に記載したのは、生細胞から細胞物質を抽出し、その抽出物をナノリットルスケールの容器に配置するための装置及び方法である。走査型イオンコンダクタンス顕微鏡(SICM)に統合したナノピペットを用いて、ヒトBJ線維芽細胞由来のミトコンドリアDNAを抽出し、HeLa/GFP細胞由来の緑色蛍光タンパク質(GFP)転写を、細胞の内環境の破壊を最小化し、そして、分離するサンプルを獲得する前に化学的処置を行うことなく、達成する。抽出の成功可否は、抽出物質を蛍光顕微鏡検査およびPCR分析をすることにより確認する。本発明に係る方法と装置は、多くの異なる種類の細胞および細胞内標的に適応させことができ、単一細胞分析だけでなく、天然状態で抽出した物質について単一細胞内コンパートメント分析を実行することも可能とする。
請求項(抜粋):
単一細胞由来の細胞内含有物を抽出する装置であって: (a)xyzコントローラに搭載され、ナノピペットの内部の第1疎水性電解液と共に用いるために適応させた第1電極に取り付けられたナノピペットと; (b)ナノピペットの外側にあり、細胞の外側に接触する第2の異なる電解液と接触するように配置し、適応させた第2電極と; (c)電流検出回路および電圧制御回路と;を備え、前記電流検出回路は電極間のイオン電流を検出し、前記電圧制御回路は、所定の時間で第1電極と第2電極との間の電圧を逆転することにより、液体のナノピペットへの流入及び流出を制御する、装置。
IPC (4件):
C12M 1/00 ,  C12N 15/09 ,  G01N 33/68 ,  G01N 33/50
FI (4件):
C12M1/00 A ,  C12N15/00 A ,  G01N33/68 ,  G01N33/50 P
Fターム (37件):
2G045AA25 ,  2G045CB01 ,  2G045DA14 ,  2G045DA36 ,  4B024AA11 ,  4B024CA01 ,  4B024CA11 ,  4B024GA30 ,  4B024HA12 ,  4B029AA07 ,  4B029AA09 ,  4B029AA23 ,  4B029AA27 ,  4B029BB11 ,  4B029CC01 ,  4B029FA12 ,  4B029FA15 ,  4B029GA02 ,  4B029GB05 ,  4B029HA01 ,  4B029HA07 ,  4B029HA10 ,  4B063QA01 ,  4B063QA19 ,  4B063QQ08 ,  4B063QQ42 ,  4B063QQ53 ,  4B063QQ59 ,  4B063QR32 ,  4B063QR55 ,  4B063QR62 ,  4B063QS12 ,  4B063QS25 ,  4B063QS28 ,  4B063QS33 ,  4B063QS34 ,  4B063QX02
引用文献:
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