特許
J-GLOBAL ID:201603001179315251
高分子材料のシミュレーション方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
住友 慎太郎
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2014-180566
公開番号(公開出願番号):特開2016-053555
出願日: 2014年09月04日
公開日(公表日): 2016年04月14日
要約:
【課題】フィラーと高分子材料とからなる複合材料の性質を、コンピュータを用いて評価するためのシミュレーション方法を提供する。【解決手段】このシミュレーション方法は、コンピュータが、予め定めた仮想空間内で、ポリマーモデルとフィラーモデルとの分子動力学計算を行うシミュレーション工程を含む。このシミュレーション工程は、フィラー粒子とポリマー粒子との間、及びポリマー粒子間の相互ポテンシャルを無効にし、かつ、少なくとも重心フィラー粒子の斥力ポテンシャルを有効にして、分子動力学計算を行う第1計算工程S61と、第1計算工程S61の後に、斥力ポテンシャルを無効にし、かつ、全ての相互ポテンシャルを有効にして、分子動力学計算を行う第2計算工程S62とを含む。【選択図】図8
請求項(抜粋):
フィラーと高分子材料とからなる複合材料の性質を、コンピュータを用いて評価するためのシミュレーション方法であって、
前記コンピュータに、前記フィラーが複数のフィラー粒子でモデル化された少なくとも一つのフィラーモデルを、入力する工程、
前記コンピュータに、前記高分子材料が少なくとも1つのポリマー粒子でモデル化された複数のポリマーモデルを、入力する工程、
前記コンピュータが、予め定めた仮想空間内で、前記ポリマーモデルと前記フィラーモデルとの分子動力学計算を行うシミュレーション工程を含み、
前記フィラー粒子間、前記フィラー粒子と前記ポリマー粒子との間、及び前記ポリマー粒子間には、互いの距離が予め定められたカットオフ距離未満になったときに、引力又は斥力が生じる相互ポテンシャルが定義され、
前記フィラー粒子と、前記ポリマー粒子との間に、互いの距離がカットオフ距離未満になったときに斥力のみが生じる斥力ポテンシャルが定義され、
前記フィラーモデルは、前記複数のフィラー粒子のうち、前記フィラーモデルの重心点に最も隣接する一つの重心フィラー粒子を含み、
前記シミュレーション工程は、前記フィラー粒子と前記ポリマー粒子との間、及び前記ポリマー粒子間の前記相互ポテンシャルを無効にし、かつ、少なくとも前記重心フィラー粒子と前記ポリマー粒子との間の前記斥力ポテンシャルを有効にして、前記分子動力学計算を行う第1計算工程と、
前記第1計算工程の後に、前記斥力ポテンシャルを無効にし、かつ、全ての前記相互ポテンシャルを有効にして、前記分子動力学計算を行う第2計算工程とを含むことを特徴とする高分子材料のシミュレーション方法。
IPC (5件):
G01N 33/44
, G06F 17/50
, G06F 19/00
, C08L 101/00
, C08K 11/00
FI (6件):
G01N33/44
, G06F17/50 638
, G06F17/50 612A
, G06F19/00 110
, C08L101/00
, C08K11/00
Fターム (5件):
4J002AA001
, 4J002FD016
, 4J002GQ00
, 4J002GT00
, 5B046JA04
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